超短編集
その3


・・・・ 投稿者:♪♪♪  投稿日:08月15日(土)01時35分22秒 『想い』 僕が父さんに連れられて、日本を発って、10日が過ぎた。突然、父さんについ て来いといわれて、反論も出来ずに、父さんの現在の仕事場である名も知らぬ 洋上の孤島にある研究所に連れてこられた。僕の役目は未だに分からない。目 的も知らされず、ただ、父さんのいうままに作業をこなす忙しい毎日。 それでも、ふと、時間が空くことがある。ぼうっと、して、想うのは、やはり、 レイのことだ。 「レイは、どうしているだろう?」 突然の別れだった。もちろん、一生の別れではないだろうけど、もしかしたら、 このまま、二度と会えないのではないか。日本を発つ瞬間は、一瞬、確かに、 そう感じた。それを振り払って、日本を離れたんだ。 こうして、レイと離れて、暮らすようになって、時々、想うことがある。僕は、 どうして、レイのことが好きなのだろう?レイが綺麗だから?確かに、レイは、 とびきりの美少女である。しかし、それだけではないはずだ。 「なぜ、僕はレイに恋したのだろう?」 突然現れた未知の・・・日常とはかけ離れた・・・神秘的な美少女。 それがレイであった。 あの時・・・僕は、なぜ、レイに惹かれ、レイのことから、目が離せなくなっ たのだろう? なにも知らない、不幸な境遇のレイを守ってやりたい。それは、後からついた 理由だ。しかも、それは、レイが好きだから、だから、そう想うようになった んだと思う。 「あの時、僕は・・・」 寂しかったのかもしれない。不安だったのだと思う。アスカは・・・同い年な のに・・・あんなにしっかりしていて、トウジだって、ケンスケだって、大人 だし・・・ 将来についての不安。人の社会で暮らしていくこと自体への不安。そして、僕 は・・・ひとりぼっちだったのかもしれない。孤独な、いつまでも自立できな い・・・父さんからも独立できない・・・寂しい人間だったんだと、思う。 そして、レイが現れた。レイは、まさに独りで、社会に突然、放り出された存 在だった。僕は、それを感じたのかもしれない。そして、それは、まさに僕だ ったから、だから、惹かれたのかもしれない。そして、守ってあげたいと思っ たのかもしれない。 それは、僕が誰かに守ってもらいたい、優しくして欲しいという気持ちをもっ ていたからかもしれない。 もしかしたら、アスカも・・・あんなにしっかりしてても内心は・・・僕と同 じだったから、僕に、レイを守れといったのかもしれない。 「アスカも寂しいのかな?・・・」 「レイは?・・・」 「レイは、なぜ、僕のことが好きなのだろう?」 僕が優しいから?・・・でも、それだけで、人は人を好きになるものなのだろ うか?・・・ 「それに、レイは、ヒトでは・・・」 今日も、一日が終わる。 僕は、ぼうっとベッドの上に仰向けになりながら、S-DATで、音楽を聞きなが ら、考える。レイの赤くコロコロとよく動く瞳を思い浮かべながら、レイのこ と、アスカのこと、そして、自分のことを考える。 レイも、僕のことを考えてくれているだろうか?レイは、なにをして日々をお くっているだろう?淡々と、学校に通い、洞木さんたちと仲良く、冗談などを いいあって、そして、喫茶店で息抜きをして、レイコさんと楽しく談笑をして、 家に帰って、食事の用意をして、アスカの帰りを待って、アスカと晩ご飯を食 べて、食後は、アスカを叱りながら、後片付けをして・・・ 「僕のことは、いつ思い出すんだろうか?」 学校への行き帰りは、ひとりだろうから・・・その時ぐらいは・・・でも・・ ・レイにとって、僕は・・・なんだったのだろう? もう、レイは、ほとんどのことが・・・僕が教えられることぐらいは・・・な んでも出来るようになったし、それに、アスカだって、洞木さんだって、他に も、友達は作れるだろうし、みんなが、レイに、いくらだって、ものごとは、 教えられるだろう。僕が出来ることは、レイを優しく、暖かく見守るだけ・・ ・レイは、それでいいといってくれる。でも、それでいいのだろうか? 僕は、自分を決して魅力的な男とは思わない。流されるままに生きて、父さん にも逆らえず、いつまでも自立できない弱い人間。そして、誰かに優しくして ほしくて、レイに恋をした気になって、レイに甘えてばかりいる弱い人間。常 にどこかに逃げ道を探しながら、流されていきている。 「レイは、こんな僕のどこがいいんだろう?」 『シンジは、優しいから・・・』 僕は、恐いんだ。人を傷つけて、そして、人に嫌われるのが。だから、人に気 を遣って・・・つまり、優しいんじゃないんだ。 「弱いだけなんだよ!」 「僕は・・・」 いつのまにか、僕は、泣き出している。 涙が、止めどなく、溢れてくる。 「レイ・・・」 もう、どうしていいのか、判らない。レイに会いたい。 早く帰りたいよ。レイ。 「・・・助けてよ」
貴方を想ってついた嘘・・・ 投稿者:ひろき  投稿日:09月16日(水)17時49分11秒 「馬鹿ね、自分で閉ざした道なのに」 そう、自分で閉ざそうとした道 閉じたはずの道 「お行きなさい・・道は前にしかないの どの道を選ぶかは貴方自身 選べない者のみが全てを失うの」 選ぶべきでない道 でも、選ぶことの出来る道 もう、戻れない・・・・
ナゼ? 投稿者:ひろき  投稿日:10月06日(火)23時43分37秒 ナゼハナシモデキナイノ ソレガアナタノキモチ ソレハドンナキモチ ホントウニアナタハソレデイイノ ソウヤッテマタニゲルノ ソレデイイノ ワタシハソレジャダメ ゴメンナサイ ダメダカラ
ネムねむ(+_ゞ 投稿者:ひろき  投稿日:10月13日(火)09時22分54秒 これから、3年生の実習・・・ ----- 弱い貴方が好きだった 強くなって欲しいと願った 弱い貴方を嫌いと言った 本当は弱い自分が嫌いということ
換金かい?(にやり) 投稿者:レイが好き!の筆者  投稿日:10月26日(月)14時04分02秒 「碇所長・・・どうして?」 「フッ、このままでは、商品に傷がつく」 「商品?」 「お前の事だ。レイ」 「どうして・・・・」 「フッ、全て計画通り。問題ない」 そして・・・ ----- うーむ、怪しすぎて、さすがに、地の文が入れられん(爆)
たまには僕も詩人かな・・ 投稿者:ひろき  投稿日:11月02日(月)18時00分21秒 ソファーに座って、トンと、机の上に足を投げ出した タバコを加えてまま、頭の後ろで手を組んでると ゆっくりと目の前を漂う煙の向こうに 窓に映った冴えない男の顔があって その顔はなんだか、とても悲しげで でも、なにも表情のないその顔を見ていると こっちまで、落ち込みそうだから 俺は、目の前のタバコに目を移した 灰がずいぶん長くなってて でも灰皿は、だいぶ遠くにあって その灰は、ポタリと、俺の胸に落ちた 俺は、頭の後ろの手を、解いて 左手だけで、灰を払うと 真っ白なTシャツの胸の部分が なんだか、灰色に薄汚れてしまって でも、それは、いくら擦っても落ちなくて そのまましばらく灰で汚れた左手を見てた いつまで見てても、なにも起こらないから 左手を頭の後ろに戻して、手を組み直した ただ、それだけ
いつもいつも宿酔い 投稿者:ページ作者  投稿日:11月07日(土)05時58分07秒 まだ夜も明けきらぬ時間に 微かな頭の痛みとともに目を覚ます のそのそと起き出して 紅茶を一杯 眠れぬ夜を酒で誤魔化すことに慣れて 朝の渇きにも慣れて なにもしないことに慣れて
こういうのは、やらない(爆) 投稿者:ひろき  投稿日:11月14日(土)13時29分12秒 「はっ」 シンジは、悪夢から解き放たれたように目を覚ます。 「どう?それが、シンジ君の望んだ世界よ」 「あれが・・・僕の・・・」 「あなたの望み、あなたの不安、あなたの・・・が全て、実現する世界」 「そんな・・・でも、僕は・・・」 ---- やっぱ、駄目だ。というわけで、落書きで終わり(爆)
じゃあ、分岐モノで(激爆) 投稿者:ひろき  投稿日:11月14日(土)19時14分14秒 To:月下の散策人くん いやぁ、上手いねぇ(^-^)/ でも、僕のノリじゃないからね(笑) やっぱ、僕のノリだと・・・ ---- 「うわぁあぁあ!・・・・えっ?・・・・レイ?」 僕が何か息苦しさを感じて目を覚ますと、レイが僕に覆い被さって・・・ ・・・その・・・レイの唇が僕の口を覆ってて・・・ 「うふふっ、どうしたの?シンジ、なんだか、うなされてたわ」 「・・・レイ?」 「そう、わたしは、レイだけど?うふふっ、変なシンジっ!」 「う、うん。でも・・・・夢・・・だったってこと?全部?」 「シンジ、いったい、どんな夢見たの?」 どんな夢って・・・僕は、きょとんとして、不思議そうに僕を見ているレイを じっと、見つめた。とにかく、目の前にレイがいて・・・ 「レイ!」 「え?」 僕は、上体を起こすと、レイに抱き着いた。確かに、レイはここにいる。 僕の腕の中に・・・・こうして・・・・僕は、レイを全身で確認する。 「も、もう!シンジったら、まだ、朝よ(*^-^*)」 「ご、ごめん」 僕は、そっと、レイを放す。 レイは、頬をピンクに染めて、じっと僕の目を見つめる。 「ご、ごめん。突然。びっくりしたよね?」 「違うの!」 僕がレイに謝ると、レイは、ぷっと頬っぺたを膨らませたかと思うと、 僕に抱き着いた。 「もっと!」 「え?・・・でも、まだ、朝だって・・」 「うふふっ、そんなの関係ないもの」 「だ、だって・・・ちょっと・・・そんな!ダメだよ。レイ」 だって、レイは・・・その・・・僕は、朝で・・・その・・・・ と、とにかく! 「だ、だめだったら!レイ!ちょっと!うわぁあぁぁぁぁぁぁああ」 がばちょ 「うをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉおお」 ・・・・・・ 「ちょっと、シンジ、どうしたのよ?」 「え?・・・・アスカ?・・・レイは?」 「アンタ、ホント大丈夫?」 「・・・・夢?・・・だったの?・・・レイはやっぱり・・・」 「ふぅ・・とにかく、アタシ、研究所いくからね。 アンタ、今日もレイを探すんでしょ?まあ、頑張ってね」 「う、うん。・・・・ありがと、アスカ」 ----- あうぅぅ・・・さて、どうしよう?(爆) 結局、これかい!(笑) 途中、ぴぐりん入っちゃうし!(A^-^;;;;
こういうの・・・(にやり) 投稿者:ひろき  投稿日:11月17日(火)23時22分24秒 「ほら!シンジ!いつまで、アンタ、ウジウジしてたら、気が済むのよ!」 「ア、アスカ・・・」 「アンタばかぁ?アスカじゃないわよ!まったく、レイが居なくなってからのアンタって、 ホッント、見てらんないわよ!」 「うん・・・でも、僕は・・・」 「僕は、じゃないわよ!と・に・か・く・!居なくなったのよ! それで、探しても、見つからない!そうでしょ?」 「う、うん・・・」 「もう、諦めなさいっ!」 「そんな・・・」 アスカの厳しい口調に、僕は、反論しようと、顔を上げて、アスカを見た。 「・・・アスカ?」 「ばかぁ?・・・なに、見てんのよ?・・・」 アスカは、涙を流して、弱々しく、それでも、いつもの口調を崩さずそう言う。 「アスカ・・・」 「うっさいわね!アンタなんかに、優しくされたって、嬉しくなんかないわよ!」 「でも・・・どうして、アスカが・・・」 「・・・ばか」 アスカは、そういうと、僕の胸に顔を埋めて、泣き崩れた。 「アンタなんか、アンタなんか、そうやって、ずっとウジウジしてればいいのよ・・」 「ア、アスカ・・・・」 「アタシが、どんな気持ちで見てるかなんて・・・アンタが可哀相で見てられなくて・・・ でも、アタシが慰めたって・・・アンタは・・・レイが・・・」 「アスカ・・・」 僕は、アスカの頭に、手を回して・・・ 「うっさいわよ。触んないでよねぇ・・・ばかっ!」 「ご、ごめん・・」 「そうやって、いっつも、謝ってればいいのよ。アンタなんか!」 僕の胸は、アスカの涙と鼻水で、もうグショグショになって・・・ でも、僕は・・・ごめん、アスカ・・・でも・・・ 「ごめん、もう、謝らないよ。アスカ」 「うっさいわよ。謝りながら、そういうこと・・・え?な、なにするの?アンタ・・!??」 「ありがとう、アスカ。僕は・・・」 「ちょ、ちょっと、アンタ、調子に乗りすぎよ・・あ、やめなさいったら!ば、ばか・・シンジ」 ◇ ◇ ◇ 「ごめん」 「ばか、もう謝らないっていったばっかりでしょ?」 「うん、そうだったね」 「そうよ!それに!」 「それに?」 「・・・な、なんでもないわよ」 アスカは、真っ赤になって、俯いた。 なんだか、初めて、アスカが可愛いなって思えた。 ----- で、L.A.S.路線にまっしぐらぁ!(激爆) ・・・こういうのは、やりません(A^-^;;
なんて書いたっけかなぁ?(笑) 投稿者:ひろき  投稿日:11月21日(土)12時11分28秒 と、いうわけで、少し思い出しながら・・・ ----- 「あ、綾波・・・」 シンジは、再起動実験を終えて、マンションへと帰宅するレイとすれ違う。 そのまま、背中合わせで、シンジは、レイに声をかけた。 「・・・なに?」 いつもの制服に身を包んだレイは、そっと、振り返ると、通学鞄を両手で前に揃えてもって、 感情の篭らない声でそう訊ねた。 「・・・・」 レイは、シンジの方に振り返る。 しかし、なぜ、なぜレイに声をかけたのか、シンジ自身にも分からず、 シンジは、その場で、俯いて、黙り込んでしまう。 「・・・用事・・・なに?」 そんなシンジをじっと眺めていたレイは、もう待っていられないというような様子で、 静かに、つぶやいた。 「う、うん・・・その・・・」 シンジは、あいまいに答えて、再び、黙り込んでしまう。 「わたし・・・帰るから」 「う、うん。ごめん」 「じゃ」 レイはそういうと、回れ右をして、歩き出す。 「あ、綾波」 シンジは、レイの背中を見ながら、やや大き目の声で、レイを呼ぶ。 レイは、その場に、立ち止まり、振り返らずに答える。 「なに?」 「そ、その・・・一緒に・・・そうだ、僕に、その・・・うちまで、送らせてくれないかな?」 シンジは、今、思い付いたように、焦りながら、レイに答える。 レイは、静かに振り向くと、不思議そうな様子も見せずに淡々とシンジに訊ねる。 「・・・なぜ?」 「だって、もう、だいぶ遅い時間だし・・・そ、その・・・綾波が嫌なら、別にいいんだけど・・・」 「嫌ではないわ」 「そ、それなら、送らせてよ。その・・・夜道は危ないから」 「そう」 「う、うん。いいよね?綾波」 「そうね」 「ありがとう、綾波!」 「なぜ、碇君は、わたしを送っていくのが嬉しいの?」 (注1) 「な、なぜって・・・別に、その・・・」 「・・・・」 「・・・・」 (注2) 「わたし、いくから」 「そ、そうだね。もう遅いし、はやく帰らなきゃ」 レイがそういうって、歩き出すと、シンジは、レイを追いかけるように 慌てて、歩き出す。 二人は、少し郊外の方にあるレイのマンションに向かって、並んで歩く。 あたりは、すっかりと闇につつまれる時刻。 使徒の攻撃によるダメージの癒えない街は、シーンと静まりかえって、 二人の足音だけが、静かな闇にこだまする。 ところどころに、生き残った街灯が、思い出したように、二人の姿を浮かび上がらせる。 シンジは、その度に、レイの表情を観察するように、横目でレイを見る。 「あ、綾波って、うち帰って、いつも、なにしてんの?」 「なにも」 「なにもって、でも、なんかするだろ?」 「そうね・・・シャワーを浴びるわ」 「そ、そうなんだ。綺麗好きなんだね、綾波って。 それで、その後は、テレビかなんか見たりしないの?」 「テレビ・・・持ってないから」 「テレビ、持ってないの?でも・・・」 「司令とは、そういう話は、しないから」 「そ、そうなんだ」 「・・・・・」 「あ、あのさ、休日とかってなにしてるの?その・・・日曜日とか・・・」 「日曜は、起動実験の日だから・・・」 「そ、そうだね。そういえば、僕もそうだったよね」 「そうね」 「でも、休みの日がないってわけじゃないんだろ?」 「お休みの日はあるわ」 「つぎの休みは、いつなの?」 「明後日」 「そうなんだ。それで、明後日はなにをする予定なの?」 「なにもしないわ」 「ど、どうしてさ。せっかくの休みなのに、なんにもしないなんて、もったいないよ」 「休みの日だから」 ----- うーん、なんか、どんどん、ズレていってる(笑) というわけで、続きは、またね。 あっ、ちなみに、ぴぐりんとこのチャットに、こんなの延々カいてました(A^-^;; ・・・いろいろと、合いの手がはいりながら(爆) (注1)、(注2): さて、ここで、練習問題(爆) 「(注1)と(注2)の台詞に合わせて、その辺に、地の文を入れなさい」 ・・・つまり、私が描写できなかったっちゅうことやね(^^; 状況は、浮かぶけどね んじゃ、また(^-^)/""
んじゃ、続き・・・ 投稿者:ひろき  投稿日:11月26日(木)13時13分10秒 「休みの日って・・・そうだね。綾波は、普段、本当に辛い実験ばかりだからね」 「実験が・・・辛い?」 「え?だって、綾波は、辛くないの?」 「あなたは、辛いのね?」 「辛いよ!なんで、こんなことしなきゃいけないんだって・・・いつも・・・」 「そう」 「でも、綾波が一生懸命やってるから・・・僕も・・・やらなくちゃって・・」 「そうね」 「う、うん。だから、綾波のおかげなんだ。綾波が頑張ってるから・・・だから!」 シンジは、そう叫ぶように言うと、レイの腕を掴んで、レイの顔を自分に向け、 じっと、レイを見つめた。 「・・・なに?」 「う、うん・・・ごめん。ただ・・・」 「ただ?」 「な、なんでもないんだよ。そうだ!明後日、休みならさ、綾波のうちに、 遊びにいってもいいかな?綾波の休養の邪魔はしないから」 「・・・・なにをするの?」 「僕、家事とか得意なんだ。ミサトさんって何にもしない人だからさ。 普段から、僕が掃除とか洗濯とか、料理とか、全部らされてるんだ。」 「それで?」 「だ、だからさ、明後日は、綾波のうちでお手伝いさんをやるよ。 迷惑かけないからさ。ね?いいよね?」 レイは、真剣に懇願するシンジに対し、はじめて、戸惑いの表情を見せて、 返事を待つシンジを、じっと見つめる。 ・・・つづく --- 完全に、元ネタからは、ずれてますが。 しばらく、この線で、いってみよう。 レスは、後程
そっか(^^; 投稿者:HIROKI  投稿日:01月25日(月)22時05分33秒 To: へぼレイさん なんといっていいか分かりませんが、とにかく頑張って下さいね。 で、久しぶりに読んだら、なんとなく良かったので、某所へのカキコの再録ということで(^^; というか、やっぱりレイが好き!つづき書く暇なかったもんで・・・ その・・・やっぱ、寝ちゃいました、昨夜(--; ---- お詫びの印の贈り物?(爆) 投稿者:ひろき  投稿日:11月10日(火)09時22分52秒 「いえ、知らないの。たぶん私は3人目だと思うから」 「そんな・・・綾波・・・」 淡々とした少女の冷たい答えに、少年はそう呟くと、呆然と少女を見つめて立ち尽くす。 少女の表情は変わらない。 少年は、耐え切れずに、視線を少女の赤い瞳から落とす。 「僕は・・・」 少年は、右手でこぶしをつくり、ぐっと力を入れる。 「僕は、好きだったんだ!」 少年の突然の叫びにも似た声に、少女は、ビクッと反応し、少年を見上げる。 少女は、肩を落として、目の前で俯いている少年を、無表情のまま見つめる。 「・・・好きだったんだ、綾波が・・・」 少年は、足元を見つめたまま、震えた声でそう呟く。 「僕が、守りたかったんだ・・・」 少年の足元に、水滴が一粒落ちる。 「僕が、もっと、しっかりしてれば・・・」 先ほどの水滴のとなりに、ポタポタと水滴が滴る。 「あの時だって・・・僕が、もっと、早くに出ていれば、綾波は・・・」 少年は、握り締めた右手を持ち上げ、止めど無く溢れくる涙を拭う。 「好きだったのに・・・だから、僕は・・・」 少年は、少女の足元に落ちる水滴に気づき、顔を上げる。 目の前に立っている少女の赤い瞳から、液体が流れ落ちる。 少女は、じっと、自分の目から流れ落ちた水滴の後を見つめる。 「これが涙、初めて見たはずなのに、初めてじゃないような気がする」 少女は、そっと、右手で目をなで、水滴の源を確認して、呟く。 「わたし、泣いてるの?・・・なぜ、泣いてるの?」 「綾波・・・」 少年は、涙を流しながら、少女の赤い瞳をみつめ、少女の名前を呟くと、 そっと、少女を引き寄せると、少女の頭を抱きかかえる。 「イカリ・・・クン・・・」 少年の胸が少女の涙で濡れる。 「わたし・・・わからないから・・・」 「いいんだ。今は、わからなくても」 少年は、ほんの僅かに腕に力を加える。 少年は、全身で少女を感じる。 少女もまた、全身で少年を感じる。 そっと、少年は、少女を放し、じっと、その赤い瞳を見つめる。 「今度は、絶対に、守るから・・・綾波を」 少女の瞳からは、再び涙が溢れる。 「なぜ、泣いてるの?」 「ごめんなさい、こういうときどんな顔すればいいのか分からないの」 少年の脳裏にふと蘇る記憶。 少年は、そっと、静かに笑みを作ると、優しい声でそれに答える。 「笑えばいいと思うよ」 ----- うーむ、テレテレ(*^-^*) 久しぶりに、こんなの書いた(笑) というわけで、お納めください(ぺこり) ん?こんなん、要らんって?(爆)・・・(T-T)
ちなみにうちのレイとシンジだと(爆) 投稿者:レイが好き!筆者  投稿日:01月26日(火)12時33 分04秒 「いえ、知らないの。たぶん私は3人目だと思うから」 少年の問いに、悲しげに目を伏せて、少女は答える。 「だから?」 少年は、明るい口調で、問い返す。 「え?」 少女は、驚いたように顔を上げると、じっと少年を見つめる。 「だから・・・わたしは・・」 「でも、今、僕の目の前にいるヒトは、綾波自身でしょ?」 戸惑うように口を開きかけた少女に、少年は言い聞かせるように、もう一度、問い返す。 「ヒト・・・」 少女はそう呟くと、やはり、悲しげに視線を落とす。 「ヒトだよ。綾波は、今、僕の目の前に立っている唯一の人間だよ。そうでしょ?」 少年は、微笑みながら、ゆっくりと確認するように少女に話しかける。 「・・・イカリ・・・クン」 少女は、肩を震わせながら、小さく呟く。 「僕の唯一の・・・愛する女の人」 少年は、ゆっくりと言い聞かせるように繰り返す。 少女は、堪えきれないように少年の胸に顔を埋めて、震える声で呟く。 「ごめんなさい・・・わたし、こんなとき・・・どんな顔していいか・・」 少年は、少女を抱きしめながら、やはり震える声でささやく。 「笑えばいいと・・・思うよ」 お互いに、相手にしがみつくように抱き合ったまま、時が止まったように静寂が流れる。 ・ ・ ・ 「ククククッ・・あははは、もう、ダメ!」 「クスクスクスクスッ、うふふふっ、やっぱり、わたしの勝ちねっ!」 「ずるいよそんなの、だって、レイはずっと下向いて笑ってたじゃない!?」 「でも、先に声だしたほうの負けだもんっ!」 「そんなぁ・・・」 「あら?わたしのいうこときくのがそんなに嫌なの?」 「そうじゃないけど・・・でも・・・」 「うふふっ、負けず嫌いさんっ!でも、約束は約束だものっ」 「ちぇっ・・・わかったよ。じゃあ、なにするの?」 「そうねぇ・・・」 少女は、少し考え込む。 「ううん・・うーんとぉ・・・なんでもいいのよね?」 「うん、そういう約束だからね。負けたら、相手のいうことなんでもきくって」 「じゃあねぇ、シンジがしたいことをして欲しい」 「へ?それで・・・いいの?」 「うんっ、シンジ、なにしたい?」 「な、なにって・・・突然いわれても・・・」 なんとなく、少年の顔が赤くなる。 「シンジ?今、いやらしいこと考えてるでしょ?」 にやりと笑みを作りながら、少女は下から少年の顔を覗き込む。 「そ、そんなことないったら!・・・あ、そうか!自分から、そーゆーこと 言いたくないから、言わせようとしてるんだな!」 「うふふふっ」 「・・・ずるいオンナ」 つづく ----- あとがき だからね、あの二人がごっこ遊びしてた訳ね(^^; あの世界でも、きっと、エヴァは放送されたんですね(笑)
うーん、やばしげ(^^; 投稿者:HIROKI  投稿日:01月28日(木)01時10分23秒 「はじめてなのに、はじめてじゃないような気がする・・」 少女は天井を見上げて、そっと呟く。 カーテンもない窓からは、青白い月明かりが差し込む。 少年は、うっすらと火照った美しい少女の肌の上で手を滑らせながら、 少女の耳元でささやく。 「初めてじゃないんだと思うよ」 少女は少年の方に向き直って、その言葉に頷く。 「そうね」 少年は、少女にそっと微笑みかけながら、言葉を続ける。 「僕たちは、ずっと前から、繋がっていたんだからね。 そして、運命が僕たちを、ずっと、引き合わせていたんだ。 だから、実際の距離は、離れていたけど・・・・」 それに・・・・」 「そう・・・あの時と・・・」 少年は、少女の台詞を奪い取るように・・・・ 「今度は、本当に、はじめてじゃないのね・・・」
こぴーこぴー♪ 投稿者:HIROKI  投稿日:02月19日(金)22時29分45秒 荷馬車はゆぅれぇるぅ♪ 投稿者:HIROKI  投稿日:02月12日(金)08時07分46秒 どこまでも広がる広大な畑の中の一筋の道、僕は荷馬車を走らせる。 夏の強い日差しが、僕と、となりに座った・・・ 「レイ、暑くない?」 「ううん、平気」 レイは髪を掻き揚げながら僕の方に顔を向けると、にっこりと微笑む。 空色の髪の向こうから照り付ける日差しに汗が光りながらレイの額を滑り落ちる。 「シンジは?」 「うん、そうだね。ちょっと、疲れちゃったね。少し、休もうか?」 「うん」 手綱をひいて、荷馬車をとめる。 僕は、素早く馬車から降りて、レイの方へ回り込む。 「さっ、レイ」 「ふふっ、ありがと」 ふわりと僕に抱きかかえられて、レイが荷馬車から降りる。 肩まで伸びた髪が僕の顔をなで、ふっと香草の香りが僕の鼻をくすぐる。 「もうちょっとで、市だからね」 「うん、わかってる」 荷馬車でできた日陰の中、レイは僕に寄り添うように、僕の横に座る。 「汗びっしょりだね」 「そうね、でも、きもちいい」 レイは、右手で汗を拭うように額を擦って、伸びをする。 「ほらっ、シンジも汗拭いて」 「う、うん。ありがと」 僕は、レイからタオルを受け取って、顔の汗を拭う。 レイは、嬉しそうに、そんな僕の仕種を見ている。 「どうしたの?」 「うふふっ、やっぱり、男の人だなって」 「え?」 「ううん、なんでもない」 そういうとレイは、トンと僕の肩に頭をのせて、目をつぶる。 僕は、そっと左手を伸ばして、レイの綺麗にのびた髪をなでる。 「髪、長くなったね」 「ええ、もう、あの人より長くなったかしら?」 「そうだね」 「今でも、思い出す?あの人のこと」 「・・・・たまにね」 「そう・・・」 「思い出さなきゃって思う時だけ」 「うん、覚えてなきゃいけないものね」 レイは、目を閉じたまま、静かにそういうとじっと黙り込む。 「髪、切ろうかしら?」 レイの瞳から、涙が一筋、真っ白な頬を伝い落ちる。 「バカ」 右腕をまわしてレイの頭を包み込んで、そっとささやく。 レイは、肯きながら、静かに答える。 「好きよ。シンジ」 「ばか」 僕は、もう一度、でも、さっきとは少し違う口調で同じ事をいう。 「さぁって、休憩終りっ!さあ、立った立った」 「えぇ!もう?」 「だって、もう、汗、ひいたでしょ?」 「でも、暑いもん」 「駄目駄目、早くしないと、市がしまっちゃうよ」 「もう・・・」 グズるレイをなんとか荷馬車に引き揚げて、僕は再び手綱をとる。 どこまでもつづく田舎道を荷馬車がゆく。 荷台では、子牛が哀しげに・・・・ ・・・って、どこに、子牛がでてきたんやぁ!(爆) おそまつ様でした <(_ _)> ・・さって、ガッコいこっと(^^;
どもども 投稿者:HIROKI  投稿日:02月24日(水)19時50分42秒 To: 木野神さん >しかしうまいですよね、この展開(^^ 展開?(汗) ・・・うーむ、それ程、考えてないのに(爆) ていうか、まさに手の動くままってやつさっ(^^; 不安なのは僕だけじゃない。 それは、将に、その通りなんだろうけど・・・ でも・・・そうだね・・・ それでも、やっぱり、僕の不安は消えはしないよ。 それは、消えることがいいことかどうかは分からないけど・・ でもね。 そうやって、隣に貴女がいてくれるなら、 それが、現実だから、僕は生きているのかもしれないな。 だから、貴女がいなくなったら・・・僕は・・・ ダメだね、僕って・・・ごめん、レイ。
こぴこぴ 投稿者:HIROKI  投稿日:03月05日(金)14時09分30秒 ごめん・・・レイ。 投稿者:HIROKI  投稿日:02月24日(水)20時01分16秒 「そうだね・・苦しいのは僕だけじゃないんだよね」 少女の告白に、少年は、静かに答える。 「そう。だから・・・」 「うん・・・ただ、ふたりとも苦しんでるって、分かるだけでも。だから・・・」 だから・・・本当は、だからといって、僕たちの苦しみが取り除かれるわけじゃない。 そんなことは、当たり前のことだから・・・ 「シンジ・・」 「うん。」 そうなんだけど・・・ ダメだな・・・やっぱり。 「ごめん・・・レイ」 やっぱり・・・だって、レイが離れていくことを考えると・・ 今は、ここにレイがいるから、それが現実だから、 だから、僕は、生きているんだと・・思うから、 そして、それが、現実でありさえすればと思うから・・・逆に・・・ 「ごめん、レイ」 少年は、繰り返す。 少女は少年をじっと見つめる。 その赤く燃える瞳は、確かに、悲しみを湛えながらも、 しかし、少年のこころは・・・ 「ありがとう。レイ」 「うん」 少年は少女を抱き寄せる。 少女は、静かに肯いて、少年の胸の中へ顔を埋める。 ただ、ふたりが苦しみあって、生きていくだけ・・・ それだけのこと・・・ ---- 例によって、気野神さんとこから(^^;
あとがき とゆわけで、帰国後から、今日まで(^^;

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