チョコよりも〜
第二章


前回のあらすじ。

特務機関NERV勤務の少女、綾波レイはある日、碇シンジと運命に導かれ出会う。

お互いに引かれ会う二人。

しかし、突如として現れた自称天才美少女、惣流・アスカ・ラングレーが強烈な横恋慕を仕掛けて来る。

シンジを想い、辛い仕打ちに耐えるレイ。

そんな時、ついにアスカは最終決戦兵器バレンタインを手中に収め大攻勢を仕掛けてきた。

愛するシンジの為、ついに天才軍師、綾波レイがベールを脱いだ。(服は・・・碇君の前でだけよ・・・。ポッ)

レイが好き。11271HITおめでとう! 記念投稿作品第二弾。

チョコよりも〜

〜愛のために謀略編〜

『レイ、それぞれの下準備。』



時に西暦2016年2月13日 NERV総司令室前



重厚にして頑丈、そして豪華絢爛。

異常に浮いているドアは間違いなくゲンドウの趣味であろう。

NERV総司令碇ゲンドウ。

彼は、これから我が身におこる不幸を・・・知らない。


「碇、レイが面会を求めているがどうする?」

ゲンドウの側を片時も離れない(問題のある書き方だな。)NERV副司令、冬月の問いかけにゲンドウは サングラスをかけ直しながら答える。

「フッ!私をフッタ女に用はない。」

「そうか、解った。レイ、悪いが碇は会わないそうだ。」

これはゲンドウの逆恨み。(シンジ君の勝ちだね。好意に値するよ・・・好きってことさ。)

しかし、瞬間ドアは真っ二つに切り裂かれた。

「失礼・・・します。」

レイはAT・フィールドでドアを切り裂くと真っ直ぐゲンドウの元へ歩く。

唖然とする冬月。

態度はいつも通りだが内心ビビリまくっているゲンドウ。

そしてレイの一言。

「お義父さん、お願いがあります。」

「レイ、お前の義父になった憶えはないが。」

スパンッ!!

ゲンドウの机が真っ二つに斬れた。

「・・・なんだ、義娘よ。」

『碇、レイにこだわりすぎだな。』

冬月は傍観者に回れた自分の強運に感謝した。

「・・・日本の法律を改正して下さい。」

「どんな風にだ。」

「・・・14歳でも結婚できるように。(ポッ。)」

「・・・・・シンジか。」

「はい。お義父さん。」

「ダメだと・・・言うはずがない。解った。」

AT・フィールドの刃を突きつけられたゲンドウは、あっさりとレイの軍門に下った。

「あと・・・葛城三佐を明日、御借りします。」

「解った。死ぬまでこき使え。」

「・・・はい。失礼します。」

去っていくレイ。

その後ろ姿を見送るゲンドウと冬月。

「いいのか?碇。」

「・・・問題無い。」

「そうか・・・確か今日の昼ごろアスカ君にもお義父様とか言われていたようだが・・・」

「も、問題無い。シナリオ通りだ。」

・・・・・・・・




葛城家(アスカ曰、アスカとシンジの愛の城塞都市メルキド)




アスカは明日の準備に余念が無かった。

目薬。『乙女の涙は必須アイテムなのよ。』

部屋に仕掛けたビデオカメラ。『もちろん既成事実撮影用よ。(キャッ!恥ずかしいわ)』

脱ぎにくく破れやすい制服。『このほうが燃えるでしょ。』

結婚届。『もちろんあたしの名前はオンライン登録済みよ。(はぁと)』

媚薬入りチョコレート。『これが決め手ね。』

「待っててねシンジ!明日までの我慢よ。新居はお義父様に頼んでおいたし。準備もバッチリ!!」

『でも・・・すこし恐いわ。』

『あたし・・・初めてだし。・・・ううん、大丈夫。シンジのために耐えるわ。』

『でも、媚薬入りだし・・・・・大丈夫よアスカ!シンジならきっと優しくしてくれるわ。』

『・・・・ふっふっふっふっふっ。』

「シンジ!首洗って待ってなさいよ!!。」

アスカはのっていた。

「く!ううん〜・・・ぐ・・ぐわぁぁぁ。」

シンジはうなされていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

時代は確実に動いていた・・・・

つづく




次回予告!!

ついに対決の時!!
先手必勝!ラブリーレイの秘密兵器がいきなり炸裂する!!

発進!ジェットミサトロン!!

対するアスカも秘密兵器で応戦だ!!

ロンゲーアオバ召喚!!

次回 愛のために激闘編!!

「これは・・・碇君と一つになりたい私の心・・・」


いきなりの修正版。

秋月さんのありがたい意見。

う〜ん、こうやって人間は成長していくんだね。

秋月さん。ありがとうございました。

HIROKIさん。

私の未熟さから修正版を出してしまいお手数をおかけしました。

この場で謝罪させていただきます。

申し訳ありませんでした。

1998/02/13 河田。

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