チョコよりも〜
最終章


これもまた・・・一つの形。


レイが好き。11653HITおめでとう! 記念投稿作品第四弾。

チョコよりも〜

〜愛のために完結編〜

『レイとアスカと旦那様と。』



時に西暦2027年2月14日 第三新東京市のとあるマンション



「ただいま〜。」

シンジは帰りの挨拶をしながらドアを開ける。

「パパ!お帰り〜。」

元気のよい声が響く。

シンジは愛しい愛娘を抱き上げてあげながら台所へと視線を向ける。

そこには、彼の愛する妻がいる。

「ただいま、レイ。」

微笑むシンジ。

「おかえりなさい、あなた・・・」

レイも微笑みを返す。

愛しい旦那様へ。

時に西暦2027年

平和が世界を包む時。

「アスカは?」

「お義父さんの所、今日の打ち合わせで呼ばれたわ。」

「レイカも?」

「ええ。」

「パパ!アスカママ、ひどいんだよ。レイカは連れていってくれたのにアスミは連れていってくれなかったんだよ。」

「どうして?」

「・・・宿題ができてなかったからよ。」

「レイママ!それは言わないでよ。」

「なるほど・・・アスカらしいや。」

「パパ!。」

「はいはい。後で一緒に行こうね。」

「うん。」

表情のころころ変わる。

僕の大切な娘。

「レイ、準備は?」

「できてるわ。」

「ゴメン、待っててくれたんだね。」

「・・・いいの。さ、行きましょう。」

微笑むレイ。

僕の大切な奥さん。




NERV内大広間




「シンジ!遅い!!」

「ゴメン、アスカ。」

「アスカママ、仕方が無いですよ。パパは多忙の身ですから。」

「レイカ、アンタっていっつもシンジの肩もつのね。」

「いえ、当たり前の事を言っただけですから。」

「ほ〜う、レイカ君はママに逆らうのね。」

「・・・いえ、問題ありません。」

「よろしい。」

僕の愛しい息子。

そして、レイと同じく愛しい奥さん。

僕の・・・家族。

「なに、にやにやしてんのよ。馬鹿シンジ。」

「いや、幸せだな〜って、思って。」

「当たり前じゃない!あたしとレイを同時に妻に迎えられたんだから。アンタは世界一の果報ものよ。」

「そうだね。それに、・・・こんなに可愛い子供達に恵まれて・・・・」


「お兄ちゃん!そのサクランボ私の!!」

「アスミ、サクランボ一つではしたない。」

「誤魔化さないで!」

「あぁ、兄として悲しいよ。」

「(ピクピク)・・・バキ!!」

「グハ!!」


「アスミはアスカ似だよね。」

「レイカはお義父様似かもね。」

「そうかもね。」

「アスカ、あなた、始まるわ。」

「解った。今行くよ。」

「了解!アスミ、レイカ、行くわよ。」

「「うん。」」



「それでは、第11回NERV主催、結婚記念パーティーを始めます!!」

盛大に開催される僕たちの記念パーティー。

運命のあの日から、年一回。父さんが開いてくれてる。

ふと、振り返るとそこには父さんが立っていた。

「シンジ、楽しんでるか?」

父さんの照れくさそうな顔。

解るよ。父さん。本当に解るよ・・・

「うん。『ありがとう』・・・父さん。」

今、僕は幸せです。



Fin





後書き

いきなりガラっとシリアス。

しかも・・・大チョンボ!!

河田です。 これは・・・やっぱりチョンボですかね。

しかも、いきなりシンジ視点になっているし。

でも、『幸せ』に決まった形なんてありませんよね。

シンジが幸せで。そんなシンジの側にいれるレイとアスカが幸せで。子供達も幸せで・・・・

こんな終わりかたもいいんじゃないかな。と自分では思ってます。

今まで河田は本編性格設定遵守人間でしたが、今回は初めてほぼ全員の性格を変えました。(もっとも、書き始めてまが無いですけど。)

文章にも未熟さが浮き彫りの形になり、読みにくかったかもしれません。

四日連続の投稿と言う形を取り、HIROKI様にもご迷惑をおかけしました。

また、秋月様には貴重なご意見を頂き誠にありがとうございました。

簡略で失礼かと思いますがこの場で謝罪及び感謝をのべさせて頂きます。

ありがとうございました。


それでは・・・・また。

1998年2月13日・・・尾崎 豊、LIFEを聞きながら・・・・

河田。

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