第八話
「・・・・・球が、バットに当たらない・・・・・・・・(泣)」
打撃の練習中。
「ああ、綾波・・・・え、えっとう・・・・・・そうだ!バントを試して見たら!?」
必死でレイをなだめるシンジ。
「・・・・・・・わかったわ・・」
「じゃ、じゃあ行くね」
ごおおおお・・・・・・・・・・・・ぼこ!!!
デッドボール。コントロールの良いシンジだが、まあ誰でも失投する事はある。
だが!何故よりによってレイに当てるのだ!!!<自分でそーゆー物語書いてんだろ!
「あ、綾波ぃ!!!!」
レイに駆け寄るシンジ。
「だ、大丈夫?」
思わず抱き寄せるシンジ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
硬直して声の出ないレイ。
「あ、綾波、ごめん!ホントにごめん!」
平謝りのシンジ。まあ、何時もの事か。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レイもしばらくして硬直は解けたのだが、何時までもこの状態で居たいがために、あえて声を出していない。
「あ、綾波・・・・・?」
しかししばらくして、シンジもレイの様子が少しおかしいのに気付く。
「・・・・・何?・・・・・碇君・・・・・・」
顔を赤く染め、とろんとした目つきで何とも言えない声を出す。
「!!!!!!!!!!!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、あのっ・・・・」
極度の混乱状態に陥るシンジ。
「・・・・どうしたの?・・・・・」
想像しただけで悩殺されそうな声。
「・・!!・・・あ!綾波!!!・・・・ぼ、僕は!」
そうだ!シンジ!今しかない!コクってしまえ!!
・・・・・・・・・・・・何故にそうなる。
「!!!!・・・・・・・・碇君!!!」
困惑した目をするレイ。
『うう!!』
再び混乱状態に陥るシンジ。
「碇君!・・・・・・・・・・ぐすっ・・・・」
泣き出すレイ。
「あ、綾波!・・・ごめん!・・・・・実は僕!綾波の事・・・・・・・・」
お!シンジの奴、今度こそ行くか!
「・・・・・・・・碇君が、そんなにお金に困っているなんて知らなかった・・・・・・・それなのに、この前ジュースを買ってもらって・・・・・ごめんなさい!!!・・・・・・ぐすっ・・・・・・」
「(ガクッ)・・・・あ、綾波ぃ〜(泣)」
結局こうなるんかい!
「くっくく・・・・・見てしまったよ。おまけにビデオまで撮ってしまったよシンジ君。これで今月中に新しい眼鏡が買えそうだよ。・・・・ふっふっふ・・・・」
カヲルと言う名の悪魔が一人。それはそうと、眼鏡って?
「そうだったのね。シンジ君。頑張ってね!・・・・・それはそうと、カヲル君には後で制裁を加えておかないとね♪」
マナも居てくれてシンジは多いに助かった事だろう。
ちなみにその後、シンジが貧乏では無い事はちゃんと説明したようだ。
「おはよう!シンジ君!!♪」
「う!うわあああ!!!?」
いきなりシンジに声をかけたマナに対して驚くシンジ。
「まあ、シンジ君は顔で選ぶ権利が有るのよ、自分がハンサムだからね♪」
「???????」
シンジは別にレイの顔(だけ)に惚れた訳では無いのだが。
「えっと・・・・・・彼女の競争倍率は・・・・・・・・・・・65536倍ね、まあ頑張る事ね♪」
競争倍率が65536!!!!!・・・・・・・・・少な過ぎないか?(爆)
「????????」
さっきから疑問符ばかりのシンジ。
「(さわやかに)やあ!おはよう!」
「うわあ!!?」
突然登場のカヲルに再び驚くシンジ。それにしても、この小説は人物が登場する時はいつも突然だな。
「おはよう、渚君!♪」
「む、僕の事は何時もカヲルでいいって・・・・・・」
「しゃらっぷ!!!♪」
「!!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・な、なんだい?」
「言って見たかっただけ♪」
「おろろろろ」
何時もながら理解不能の会話。
「・・・・・碇君・・・・・・おはよう・・・」
「あ、おおおおおおはよう!綾波ぃ!・・・・・・(汗)」
昨日のことを思い出したシンジは冷静になれない。
それはそうと、レイは昨日からシンジへの思いが今までの更に1024倍(推定)に増大していた。
(注意:たびたび出てくる2の累乗の数字はス○パ○藤のパクリでは有ります<解る人だけ解ればいいっす)
「・・・・・碇君・・・・・・・・・・・・」
う〜!僕もこんなに誰か(美人限定<爆)からから愛されたい!!!(爆〜)
(↑てゆーより、○○さーん!愛してるよ〜!!<凄い個人的)
「綾波!!!?・・・・・・・(汗)」
「碇君?」
首を傾げたレイもカワイイ!!
『(汗)』
『?』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・いい加減に、話を進めないかい?」
リョウジ登場。
「ほら、作者も困っている様だしね」
はい(汗)。
・・・・・・・・てな事で、話はいきなり夏の甲子園地方大会の初戦だーーーー!!!!(NN爆!!!!)
「・・・相変わらず、作者の唐突さには参るよ・・・・」
すんません。こうでもしないと話が進まないので(泣)。
「それはそうと、今日の相手の戦略自衛隊高校、パワーヒッターぞろいだから気を付けろよ♪」
「うん、まあ、出来る限りの事はやるよ!」
「まあ、後に僕が控えてるから、安心してくれや。まあ、初戦だし、そんなに気を重くする事も無いけどね♪」
「おうっし!」
続いて戦略自衛隊高校のベンチ。
「良し皆!とにかく、撃って撃って撃ちまくれ〜!!!!!」
「おおおおっすううう!!!!!」
字が違っている様で違っていない(恐怖)
「まず、先頭を90式で固めて、その後方からMLRSの広範囲攻撃で・・・・・・」
「F-2で制空権を取っておけば・・・・・」
「アメリカから借用したB-2で・・・・・・・」
こいつらは、本当に野球しに来たのか?
「ふむふむ、・・・・・・成る程ね(ニヤリ)」
戦略自衛隊高校に偵察にきたカヲル(って、こういうのって良いの?)。
「先頭打者をねばらせて、シンジのスタミナを奪い、二番打者で長打を狙う・・・・・」
「二番打者がせめて出塁すれば、三番に送らせて得点圏にいれておけば・・・・」
「四番で・・・・・タイムリーって訳か(ニヤリ)」
さっきの戦争ライクな会話は暗号だった訳ね。
「よし!さっそく報告だね(そそくさ)」
「!おまえ!そこで何してる!!!?」
『見つかったかな?逃げるが勝ち!』
「お!こら!待て!」
すたすたたー
-NERV高校側ベンチ。
「やあ、皆!偵察成功だよ!!」
どーやら逃げきれたらしい。
「で?どうだった?」
「うん、説明するよ」
「「まず、先頭を90式で固めて、その後方からMLRSの広範囲攻撃で・・・・・・」
「F-2で制空権を取っておけば・・・・・」
「アメリカから借用したB-2で・・・・・・・」」
「だってさ」
「それで?なんて意味?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
「?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
嫌な予感
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れた(ニヤリ)」
その後、カヲルは生きたサンドバックと化したのは、まあ、何時もの事。
『うう、作者ってば僕の事を馬鹿にしてないかい?(泣)』
其の通り。良くわかったね。
『きゅう(沈)』