碇シンジ。ショーカイはもーいーでしょー(笑)。

綾波レイは遊撃手

 第八話

ピッチャーマウンドに立つNERV高校のエース、碇シンジ。一回の表、戦略自衛隊高校の攻撃だ。

 「ストライク!アウトォ!!」

立ちあがりは上々な様だ。

 「ストライック!!」

そんなシンジを熱い眼差しで見る少女が一人。

 『・・・・碇君・・・・・・・素適・・・・・・』

レイのセリフが前回からピンクになっていますが、気にしないように。

 『・・・・バッターを威圧する熱い目・・・・・ボールをしっかりと握る手・・・・・・・それに、あのフォーム・・・・・』

 『・・・・すごく・・・・・・・素適・・・・・』

 「ストライク!アウト!チェンジ!!」

マウンドを降りるシンジを尚も熱い目で追うレイちゃんでありました。

 『碇シンジか、流石に噂通りの投球だったな、しかし、打線はどうかな?』

マウンドには戦自高校のピッチャー、猪狩トマル(笑)。バッターボックスには碇シンジ。

 『・・碇くん・・・頑張って・・』

そして、ベンチには言うまでも無く綾波レイが相変わらず熱い視線を発しているのでした。

 『まずは、シンカーだな』

投げるトマル。

ごおおおお・・・・・・・がすっ!

バントを構えるシンジだったが、ファール。

 『クッそー、ミスった』

 『・・あ!・・・・・・(泣)』

く〜!レイちゃん最高!!

 『やはり、バントで来たか、はずしとくか』

 『う〜、次こそ塁に出てやる〜』

てなことで、ストライクを取られ、ツーストライク。

その後も、ストライクを取られ、アウトとなった。

 『まいったな〜、今までの打率十割が崩されちゃったよ〜。くそ〜!』

 『・・碇君から三振を取るなんて絶対に許せない・・・絶対に仇を取るわ・・・・・(燃々)』

文字がピンクから赤くなってる・・・・・・・。

 『ははは・・・・間に挟まれる僕は一体どうなるのかな?(激苦)』

ああ、二番打者のカヲル君は確か10回位自打球を当てたあげく、ピッチャーゴロだったな。

 『そ、そんなぁ〜』

まあ、それはそうと、ツーアウトに成った所でバッターボックスには復讐を誓う三番ショート綾波レイ。

 『・・・絶対・・・・打つ・・・・・(号燃)』

 『へぇ、女の子も居たんだ、結構カワイイな・・・・・・それはそうと、この威圧感は何?』

早くも気合負けをするトマルでありました。

 『まあいいや、行くぜ!』

ぐおおおおおお・・・・・・・・がきいいいん!!!・・・がす!!!

 「な!う!ぐは!!」

強烈なピッチャー返しをまともに腹に食らったトマルは担架で運ばれていったそうな。

 『・・・碇君・・・・仇は取ったわ・・・・・・(満々)』

何も物理的にまで仇を取るこたぁ無いでしょうが。

 『レイちゃんも強烈だな、まあ俺まで回してくれたのは有り難いけどねぇ』

四番のリョウジ。

 『くっそーこんなに早く出番が来るとは思わなかったぜ、何なんだ一体?』

戦自の抑え投手のはずだった松倉カズ(う〜ん、手ぬるい)だ。

ぐおおおお・・・・・・どかぁああああん!!!!!

 「よっしゃ!2ランホームラン!!」

ってな事で、2点先制じゃあ!!

 「ふふふふ、来たよ来たよ来たよ・・・・・・・北よ?」

五番のタブリス。

 「北はどっちかな?」

タブリス?カヲル??

 「北は無いね」

こっちは本物のカヲル。

 「うっぷ・・・・・くくく・・・そうだね、無いね・・・・くく・・」

何だこいつら?何か良くわかんないから五番は三振って事にしておこう。

 『『何でだー!!!(泣)』』

えーそれはそうと、こちらは戦自のベンチ。

 「「「「「「「「「デッカム!!!」」」」」」」」」

復讐を誓う戦略自衛隊高校ナインでした。


 さて、二回の表、戦略自衛隊高校の攻撃となりました。

 『まずはストレート!行くぞ!!』

投げるシンジ。

 「こんにゃろ〜!!」

打つバッター。

 「ウゲッ!!!!?」

食らうシンジ。どうやらピッチャー返し返し(笑)をされた様だ。

 「もらったぁ!!!!!」

走るバッター。

 「?!!!・・・・・碇君!!」

ピッチャーに駆け寄るショート。

 ころころ

二三塁間を抜ける球。

 「「待てー!!」」

球を追うレフトとセンター。

 たったった・・・・・

一塁を回るバッター。

 コロコロ

尚も転がる球。

 ぱしっ!

球を捕球するセンター。

 「頼むぜレイちゃん!・・って居ない!!投げちゃったぞ!!!」

ショートが定位置に居ないのに気付かず球を投げてしまったセンター(見てから投げるだろ普通)。

 「うわわ!!」

慌ててフォローしようとするセカンド。

 どびゅーん

 「うわああ!!」

余りにも送球が速くて間に合わないセカンド。

 「っしゃー!」

三塁を回るバッター。ランニングホームランか!?

 「ふふふふ・・・・・・」

素早く捕球し、ホームベースに戻るキャッチャー。

 「うりゃー!!!」

体当たりをかますバッター。

 「うぎゃー!!!」

・・・・・・跳ね飛ばされるキャッチャー(16m)。

スコア「ニ対一」。

 「・・碇君・・・・・碇くん!!!(泣)」

担架で運ばれるシンジ。それにそのまま医務室まで付いていくレイ

 「碇君・・・・碇君・・・・・碇ク・・・・」

結局レイは試合が終わっても戻ってこなかったらしい。

 『お!僕の出番かな♪』

シンジが運ばれたのに凄く嬉しそうなショウジ。

 『まだ病み上がりだし、俺ショートじゃ無いのに〜!!!(泣)』

レイに代わってショートに付かされたバルディエル。

 『よっしゃー!壱にナックル弐にナックル、参四が無くて、伍にナックルじゃー!!!♪』

ナックルを投げまくるショウジ。

 『う!うわぁ!!!』

余りの変化と球威に球を取れないカヲル。

 「よっしゃよっしゃ!!」

回りまくるランナー。

 「ゲームセット!!」

NERV高校は夏の甲子園地方大会第一試合で敗退しました。

 「ショウジ君・・・・今日は調子が良かったね・・・・・」

 「ああ、切れも球威も抜群だったな♪」

 『調子が良すぎて取れないんだよー!!!!(号泣)』

もういい(泣)。


 一方、医務室では?

DO
 SPEAK "「・・碇君・・(泣)」"
LOOP

レイの思考回路はベーシックらしい。

for(;;){
 Dream("・・・・逃げちゃ駄目だ・・・");
}

シンジの思考回路はC言語らしい。

 ・・・・・・」

無限ループに陥っている様なので、このアプリケーションを強制終了します。

 「・・・あ・・」

 「あ、綾波?」

シンジが気が付いた。

 「ここは?」

 「・・・・・・・医務室・・・」

 「試合は?」

 「・・・・・・・・・負けたわ・・」

 「そうか、まあでも次回また頑張ろうよ」

 「・・ええ」

次回は本当に頑張らないと大変な事になるぞ!!(爆)

 「・・・・・・大丈夫?」

 「え?」

 「・・・ボールが当たった所・・」

 「あ、ああ。平気だよ」

 「・・・・そう・・」

 「・・・・うん・・(汗)」

何時ものように要領を得ない会話。まあ、お互いの照れもあるだろうが。

 「・・碇君・・」

 「何?」

 「・・碇君の仇、私、必ず取るから。頑張るから、だから今はゆっくり寝ていて・・・・」

 「・・・綾波・・・」

シンジはこの上ない程感動していた。しかし、レイの「仇を取る」と言う言葉の意味が解っていたら、また少し違う気持ちになったであろう。(NN爆)

 「綾波、有難う。でも、野球って言うのは皆でやる物だよ、皆でまた一から頑張ろうよ!」

 「・・・ええ・・」

・・・・一方・・・・。

 「(ひそひそ)・・・・やるねぇ、レイちゃんも」

 「(ひそひそ)・・・なんか良いわね、ねぇショウジ♪」

 「(ひそひそ)・・まあねぇ♪」

 「(ひそひそ)・・・・・なんで何時も誰かがあの二人を覗いてるんだ?」

 「(ひそひそ)決まっているじゃないか、サキエル君」

 「(ひそひそ)・・・?」

 「(ひそひそ)エヴァでの覗きは恒例なのさ」

 「(ひそひそ)・・・・・・カ、カヲル君・・・・(汗)」

 「(ひそひそ)・・・でっもぅ、ここの作者って恒例とか嫌いじゃなかったっけ?♪」

 「(ひそひそ)・・・・別にそんな事は無いと思うけど?♪」

 「(ひそひそ)・・・用はオモシロけリャ良いのね。手段を選ばないタイプ」

 「(ひそひそ)・・・・・なんでそうなるのかな?♪」

 「(ひそひそ)・・・・・・そんな事より、このひそひそ話ももう12行目なんですけど・・・・・」

 「(ひそひそ)そんな事気にしちゃいけないよ、サキエル君」

 「(ひそひそ)・・・で、でも・・」

 「(ひそひそ)・・・・・僕にとっては等価値なんだ、大戦略も、ネクタリスも」

 「(ひそひそ)・・・・何ですか?それ?」

 「(ひそひそ)・・・ふふふ・・・作者の趣味さ」

 「(ひそひそ)・・・・・・・・・・・・・・・(泣)」

・・・・・・・・(汗)。

 「(ひそひそ)・・・・・・あれ?それはそうと二人とも居なくなってるわよ♪」

 「(ひそひそ)・・ほう、ホントだ♪」

 「(ひそひそ)・・・・目標をロストしたね」

 「(ひそひそ)・・・・・それはそうと、何でまだひそひそ話しているんですか?」

 「(ひそひそ)・・ふ・・・サキエル君、そんな事一々気にしていたら、一流の忍者にはなれないよ」

 「何で忍者なんですかー!!!!(ぜーぜー)」

 「「「しー!(ニコリ)」」」

 「・・・な、なんで・・・・?(泣)」

 「あ、そんな事より二人を追わなきゃ!いいとこみのがしちゃう♪」

 「「よっし、行くぞ!(♪)」」

 『・・・・うう(泣)』

・・・・。(爆笑)


 「気持ち良いね、外の風って」

 「・・ええ・・」

 「こうしてさ、空を見てるとさ、なんだか気持ちが大らかになるね」

 「なやみとか、嫌な事とか、空に吸い込まれていくようでサ」

うーん、70点(何がじゃ)。

 「・・・・碇君・・」

 「ん?」

 「・・・碇君のなやみって・・・何?・・・」

 「え!?・・ええっと・・・・(汗)」

レイって結構やるぞ。

 『うっ、ここで「僕のなやみは君が好きでたまらない事だ!」なんて言えたらな・・・(泣)』

うんうん、言えたらなぁ(実経験有り)。

 「・・・碇君?・・」

 『うっ!かわいい・・・・何か言わなきゃ(焦)』

ほら!ここで決めろ!!

 「実は、僕さ・・・・・」

うんうん。

 「軍事マニアなんだ!誰にも言えなくって何時もなやんでたんだ」

あ〜あ、やっちゃった・・・・・(NN爆*16777215)。

 「軍事マニアってさ、皆と話題合わないじゃないか、だからなやんでるんだ(う〜、こんな事話してどうするんだ〜!)」

 「・・・・・碇ク・・・・(泣)」

 「え?ど、どうしたの!?(やっぱりヤバかったかな)」

 「・・碇君が・・そんなに苦しんでいたとは思わなかった・・・でも、もう大丈夫・・・・・私も(今から)軍事マニアだから・・・・(抱きつき)」

 「え?え?えええ!?(混乱)」

 「・・・碇君・・・・最強は、レオパルド2よね・・・・」

 「ええ?・・・・・あ、いや、M-1A2じゃないかな?」

 「・・・・・碇君がそう言うならそうするわ・・・・・・」

 「う、うん・・・・・じゃなくって、やめた方が良いよ、マニアックだと思われたくないから」

 「・・・・・碇君がそう言うならそうするわ・・・・・・」

 「・・・・う、うん・・(汗)」

うー、もっと軍事関係で書きたい〜!!でも皆引きそうだから書けない〜〜(号泣)。

 「ま、まぁとにかく、帰ろう?」

 「・・ええ・・」

・・・・・一方・・・(笑)。

 「うわー!きゃー!レイちゃんすごーい!!まだ腕組んでる♪」

 「ち、ちょっとマナさん、静かにしないと・・・・」

 「まあ、シンジ君の場合は、腕を組んでいる事に気付くのも65536年後だろうけどね」

 「リョウジさん!!何時の間に!?」

 「サキエル君、君も大変だねぇ」

 「はい(泣)」

 「それはそうと、シンジ君が軍事とはね、好意に値するよ」

 「・・・ナシテデスカ?(泣)」

 「ねー、私達も腕組もう?♪」

 「あ、いいよ♪」

 「・・・・もう、いや・・・・国に帰りたい・・(泣)」

 「・・・使徒の国?天国のことかな?・・じゃあ僕が君を天国に送ってあげよう。悪く思わないでくれよ」

 「ぎゃー!カヲル君!!早まるなぁーー!!」

 「問答無用だね(ニコリ)」

悪魔の微笑み。

 「チェーストォーォォォォ・・・・・」

かきいぃぃん!

 「む!ATフィールド!卑怯者は好意に値しないね(怒)」

 「ぜ〜ぜ〜(そんなこと言ったって・・・)」

 「はっはっは、カヲル君、もうその辺にしといたらどうだ?」

 「そうだね、僕にとっては等価値だからね」

 『誰か助けてくれ〜!!死ぬ〜!!!(号泣)』

う〜ん、苦労人役はシンジよりサキエルの方がうまいみたいだね。これからも宜しく。

 『そんなぁ〜(没)』

 『ふふふ・・・・今日は楽しくていいねぇ、これぞ文化の極みだよ』

カヲルよ、君が楽しいのは不愉快だ。しばらくNN地雷の処理活動を命ずる。

 『なんでぇああああ!!!???(NN爆)』

死なないでね、カヲル君(ニヤリ)。