レイが好き!増刊号
第10号
闇の中の第16話「祝福」
「あの・・・・レイ?」
「・・・・なに?」
「あの・・・・こっち、終わったから、手伝おうと思って」
「・・・・そう」
「う、うん。じゃあ、手伝うよ」
今日は、大晦日で、家中の大掃除をしている。僕とレイは、それぞれ、自分の
部屋の掃除をした後、僕が台所とダイニングを、レイがリビングを、と分担し
て掃除をすることになった。僕は、自分の分担を終わらせて、リビングを掃除
しているレイを手伝いだした。
「・・・・わたし、アスカの部屋、やるわ」
僕が、レイを手伝いだすと、レイは、掃除の手を止めて、そうつぶやいた。
「あ、そうだね。すっかり忘れてたけど、アスカのところも掃除しなきゃね。
また、どうせ、散らかりまくってるだろうしね」
「・・・・」
「う、うん。僕も、ここが終わったら、すぐ行くよ。ひとりで、あそこ全部や
るのは、大変だよ」
「・・・・そうね」
レイは、一言そういうと、さっさと行ってしまった。僕は、大急ぎで、リビン
グに掃除機をかけ、カーペットを敷なおして、ソファーを元の位置に戻したあ
と、アスカの部屋にむかった。
「レイ、リビングも終わったし、手伝いに来たよ」
「・・・・そう」
レイは、手を止めずに、アスカのリビングにあたる部屋のゴミをかたずけてい
る。僕は、うちのリビングからそのまま持って来た掃除機のコードをコンセン
トにさし、床に掃除機をかける。レイは、ゴミをかたずけおわると、雑巾をも
って、窓をふきだした。僕は、掃除機をかけ終わると、同じく雑巾をもって、
床をふく。
「あの・・・・」
「・・・・なに?」
「や、やっぱり、すごいね。アスカんとこは。僕達がいなかったら、アスカ、
どうするんだろうね?」
「・・・・そうね」
「本当なら、僕達もスキーに・・・・」
「・・・・」
僕は、別にそういうつもりで・・・・レイのせいでスキーに行けなかったなん
て・・・・いってるんじゃなくて、もし、行ってたら、このままの状態で、年
を越してたんだってことを・・・・
「・・・・そうじゃなくて、その・・・・とにかく、アスカにも、掃除させな
いとね。今度、休みの時には、なんとか、捕まえてさ」
「・・・・窓、おわったわ。わたし、行くから」
そういうと、レイは、雑巾を持ったまま、家へ戻って行った。僕は、ひとりで、
雑巾がけをした。
◇ ◇ ◇
「あの・・・・まだ、怒ってるの?」
僕は、掃除を終えて、リビングでテレビを眺めているレイに、話かけた。
「・・・・そんなことはないわ」
レイは、テレビの方を向いたまま答える。
「・・・・あの・・・・お茶、いれたんだけど」
「そう・・・・ありがと」
僕がお茶を二つもって、レイに勧めると、レイは、礼をいって、『レイのもの』
とかかれたカップをとった。
「あの、ごめん。ホントに悪かったと思ってる」
「・・・・なにを?」
レイが、今日、はじめて、僕の目をみて、そう聞いた。レイの瞳には、まるで、
表情がない。
「昨日・・・その・・・レイが真剣にいってたのに・・・その些細な間違いを・・・
笑ったりして・・・」
「・・・・」
「ホントに、ごめん。許して、お願いだから。レイに口きいてもらえないなん
て、僕には耐えられないんだ。おねがい」
僕は、レイの前に手をついて、謝った。レイはなにもいわない。僕は、おそる
おそる顔をあげて、レイを見た。レイの瞳の中が、悪戯そうに動いてるのが見
えた。
「・・・・あの・・・・許してくれない?」
「・・・・そうね。一つ、条件があるわ」
「なに?レイのいうことなら、なんでも、聞くよ。そんなのあたりまえだよ」
「本当ね。じゃあ、許してあげてもいいわ」
「ありがとう、レイ。ホント、よかった!」
よかった。ようやく、レイが許してくれた。今日は、朝から、まったく僕の顔
を見てくれないし、レイから話かけようとしてくれなかった。僕がはなしかけ
ても、そっけなく、返事が返ってくるだけだったんだ。最初の頃は、なんの遊
びなのかなと思ってたんだけど、どうも、レイは、本気で怒ってるみたいで・・・・
その・・・・とっても、恐かった。
でも、ようやく、許してくれるって・・・・許してあげてもいい?条件?・・・
僕は、レイの瞳をみた。あいかわらず、悪戯そうに光ってる。
「あ、あの・・・・条件って何?」
「そうね。今後、わたしのいうことをなんでも、どんな無理なことでも、聞く
こと。ってのは、どう?」
「・・・・あの、それ、ズルくない?」
「なにが?」
「条件は、一つじゃなかったの?」
「いやなら、聞いてもらわなくてもいいわ」
ホントに、かなり、怒ってるんだ。レイは、そういうと、カップを持って、ダ
イニングの方へ、歩いていった。僕は、慌てて追いかける。
「ごめん。レイ。ホント、レイのいうことなら、何でも聞くから。レイのいうこと
かなえてあげるのが、僕の幸せだから。だから、ホントに、お願い!」
僕は、レイを後ろから抱きしめた。
「ちょ、ちょっと、シンジ。お茶、こぼれちゃうわ・・・」
「あ、ああ、ごめん。でも、ホントに、そうだから」
「わかったわ。シンジ、ありがと」
僕が、手を話すと、そういいながら、レイは、振り向いた。
よかった。今日はじめて、僕に笑顔を見てくれた。
「許してくれるんだね?」
「うん、許してあげる。だって、わたしはシンジを愛してるんだもの」
「そ、そう?・・・・」
「もう、そういう態度なら、やっぱり、許すのやめるわ」
「わっ、ごめん。その・・・・僕も、レイを愛してるから・・・・」
「うふふ・・・・そんなの知ってるわ」
「じゃあ、許してくれるんだね?」
「うん・・・・だーい好き!シンジ」
レイは、僕に抱きついきた。レイのこの突然の豹変は、いつものことだが、今
日は、ホントに驚かされた。そもそも、真剣に怒ってるレイを見るのが、はじ
めてだったから、そのギャップがすごい。
とにかく、許してくれて良かった。このまま、来年まで、許してもらえなかっ
たら、どうしようかと思った。ホント、よかった。いつもの、レイの戻ってく
れて。そうおもって、レイの瞳を見つめていると、レイの瞳が今度は、悲しく
動いた。
「ごめんね。シンジ」
「え?」
「ううん、わたし、馬鹿みたいに拗ねちゃって。こんな女、嫌いになったでし
ょ?」
「そ、そんなことないよ。僕が悪かったんだもの。ホントにレイは、真剣だっ
たのに、それを分かってやれなかったから・・・・」
「ううん、わたし、どうして、あんなに怒ってたのか、良く分からないの。最
初は、冗談のつもりだったもの。なのに、シンジの顔見れなくなっちゃって」
「・・・・もう、いいよ。レイは、許してくれるっていってくれたし、僕は、
幸せだよ・・・・怒ったレイも可愛かったよ」
「もう、意地悪!やっぱり、お願いきいてもらわなくっちゃ」
「ごめん・・・・もう、いいじゃないか。僕は、いつだって、レイの頼みはな
んだって、きいてるし、これからだって・・・・」
僕は、レイを優しく見つめる。レイも、僕の目を見る。やっぱり、悲しい色の
瞳。
「シンジ・・・・ごめんね」
「ん、もういいよ・・・・目、閉じて」
レイは、ゆっくりと、目を閉じる。僕は、レイの小さな唇に、唇で触れる。長
い長いキス・・・・僕は、レイを抱きしめる。
「愛してる、レイ」
「わたしも・・・・でも、ダメよ。わたし、誤魔化されないもの」
僕は、レイを放して、瞳をみる。レイの瞳は・・・・今度は、たのしそうに、
くるくると変化する。
「え?」
「わかってるくせに」
「う、うん。じゃあ、なにすればいい?」
「まず、お茶を入れ直して来て」
「う、うん。そのくらいなら、いつだって」
一体なんだっていうんだ。まあ、お茶くらいいつでもいれてあげるけど・・・・
僕は、お茶を入れ直して、レイに差し出した。
「違うわ。シンジ」
「なにが?」
「それ、わたしのカップじゃないもの」
「でも、『レイのもの』って・・・・」
「わたし、いったもの。わたしは、『シンジのもの』って・・・・だから、わ
たしのは、ホントは、これなの!」
そういって、レイは、もう一つのカップをとった。確かに、ふたりっきりの時
は、いつも、そうだったのだが・・・・正式の所有者は・・・・そうだったの
か・・・・じゃあ、さっきは、怒ってたのに、僕のカップで、飲んでたわけ?・・・・
こういうこというと、また、怒られるだろうな・・・ふふふ
「なにが、そんなに、楽しいの?シンジ」
「ううん、別に・・・・また、レイに怒られそうなこと考えついちゃった」
「もう、なによ。気になるじゃない」
「いわない。レイの怒った顔って、ホントは、もの凄く恐いんだもん」
「もう、意地悪・・・・うふふ」
レイは、幸せそうに、お茶を飲みながら微笑んだ。
◇ ◇ ◇
「レイ、二年まいり、いこうか?」
僕は、リビングで、年越しそばをたべながら、テレビをみていて、ふと、そう
思い立って、レイにいった。
「二年まいり?」
「うん、神社でおまいりしながら、年を越すの」
「うん。いく。わたし、嬉しい」
「なにが?」
「だって、はじめてだもの。神社って」
「そうだね。でも、別に、そんな大したことじゃないよ。すぐそこの神社だし」
「うん・・・・そうかもしれない。でも、うれしい」
「なにが?」
「おまいりするのが。お願いごと考えるのが楽しいから」
「そうだね。で、レイはどんなことお願いするの?」
「うふふ・・・・ヒ・ミ・ツ・!」
「もう、ケチだな。レイは」
「そんなことないわ。シンジを許してあげたじゃない。わたし、こころ大きい
もの」
「はい、そうでした。では、来年もひとつ、それで、よろしく」
「うふふ・・・・こちらこそ」
◇ ◇ ◇
「ところで、シンジ。シンジって、神道、信じてるの?」
「いや、別に、そういう訳じゃないけど、神様は、一応、信じてるよ」
「神様・・・・いるのかしら?」
「うん、いると思うんだ。ひとりだけって訳じゃなくて、沢山いると思う」
「そう・・・・わたしを見てる神様もいるのかしら?」
「うん、僕はいると思ってる。どんなところにも神様ってのはいて・・・・で
も、神様だから、見えないけど・・・・こころも広いから、なにやっても、許
してくれるけど・・・・きっと、見てると思うんだ。それで、僕やレイが困っ
たら、きっと、助けてくれるんだ・・・・もちろん、本人には気づかれないよ
うに」
「なんだか、都合のいい神様ね」
「うん、だって、その方が楽しいじゃない」
「うふふ・・・・なんだか、その神様って、シンジみたい」
「え?僕?・・・・僕は、そんな、立派じゃないよ」
「でも、いつも、わたしを見ていて、わたしがなにやっても許してくれて、そ
して、困ってるときには、さりげなく、助けてくれるわ」
「きっとね。レイを見てる神様が、僕の後ろにいて、僕にそうさせてるんだよ・・・・
ね、そう考えると、楽しいでしょ?」
「うん、そうね。ありがと、神様っ」
「ふふふ・・・・なんだか、照れるね」
「あら、シンジにいったんじゃないわよ。シンジの後ろにいる神様にいったん
だから」
「その神様が僕にそういわせんたんだよ」
「うふふ・・・・変なの」
僕達は、笑って、そんな話をしながら、近所の神社に歩いていった。
「うわー、結構、凄い人だね」
家の近所の、普段は、閑散とした神社が、今日は、さすがに、参拝客でにぎわ
っていた。僕も二年まいりなんて、はじめてだったので、こんなに人が集まっ
て来るのかと、驚いた。
「みんな、神様、信じてるのね・・・・やっぱり、神様っているのかしら?」
「う、うん。いつもは、こんなに人いないんだけどね。きっと、みんな、都合
のいい神様を信じてるんだね」
なんて、冗談をいいながらも、僕達は、あまりの人の多さにたじろぎながら、
神社にはいっていった。いつもは、閉じられている社の正面の扉が開けられて、
御酒とか、おもちとかが飾ってあった。
みんなは、それを遠巻きに見ている。いったい、なにが起こってるんだろう?
僕は、人混みをかき分けて・・・・もちろん、レイの手を引きながら・・・・
進むと、そこでは、神主さんが・・・・いったい普段はどこにいるのだろう?
・・・・祝詞をあげている。それを囲むように、白衣の神主さん風の衣装の人
達と、黒い背広をきた人達が神妙な顔で、うつむいている。
「・・・・なんか、神聖な儀式って感じだね」
「・・・・そうね。みんな、真剣・・・・」
レイも驚いているようだったが、僕も実は、驚いていた。神社の新年の儀式・・・・
歳旦祭というらしい・・・・って、こんなんなんだ。
「でも、いつ、拝ませてくれるんだろうね?」
時計をみると、もう、0時8分だった。
「レイ、もう、年、明けたみたい・・・・とりあえず、明けましておめでとう、レイ」
「うん、おめでとう、シンジ」
レイは、僕に答える時には、僕の方を向いたが、なにか食い入るように、祭壇
の方で行われている儀式を見ている。
「レイ、どうしたの?」
「うん、凄いと思って・・・・やっぱり、神様はいるんだわ。みんな、あんな
に真剣なんだもの、絶対、いるわ」
「そう?」
「そうよ」
そうかな?神主さんはともかく、黒服の人達は結構、退屈そうにしてるけど・・・・
まあ、レイがそう思うなら、そうなのかもしれないけど。
ようやく、儀式も終わり、神主さんが、参拝客の方へ来て、歳旦祭終了の挨拶
をして、参拝をうながした。
「ようやくだね。レイ」
「うん、はやく、おまいりしましょ」
僕達は、人の流れに沿って、順路をすすむ。そうだ。おさい銭がいるんだっけ。
僕は、ポケットに手をつっこんで、小銭を確認すると、500円・・・・百円玉ば
っかり。しまった・・・・まあ、いいか、正月だし、奮発して、100円づつ・・・・
「レイ、これ、おさい銭・・・・あそこに、いれて、それから、お参りするん
だよ」
「うん、ありがとう。シンジ」
僕達は、それぞれ、100円づつ、さい銭箱になげこんで、ふたりで、鈴・・・・
正式にはなんていうんだろう?・・・・を鳴らして、手を叩いて、お参りをし
た。ただ、人が大勢、後ろに並んでいるので、すぐに先に進まなければ、なら
なかった。順路通りすすんで、お護りの紙をうけとって、お神酒を戴いて・・・・
まだ、社があるの?・・・・さい銭、足りるかな?・・・・足りないのは明ら
かだった。
「レイ、いっぱい、社があるね」
「うん、シンジのいうとおり、神様って、いっぱいいるのね」
「でも、小銭があんまりなくて・・・・」
「いいのよ。なんでも許してくれるんでしょ?神様って」
「そうだね。じゃ、後は、おさい銭なしで、お参りだけしよっか」
「うん」
小さな社もあわせて、両手では数えきれないぐらいの社をひとつづつ、僕達は
拝んでまわった。こちらは、あまり、人も多くなくて、ゆっくり、お参りする
ことが出来た。レイも一つ一つ、ゆっくりとお参りして・・・・結構、時間が
かかった。
「ふー、これで、最後だね。さっ、帰って寝よ」
「そうね。もう、こんな時間だわ・・・・でも、明日も、来ましょうね」
「えー、また来るの?」
「あら?なんでも、わたしのいうこときいてくれるんでしょ?」
「わかったよ。じゃあ、また、明日ね。でも、なんで?」
「わたし、いっぱい、お願いしたいことあるのに、全部いえなかったんですも
の」
「欲張りだなあ、レイは・・・・でも、大丈夫だよ。神様は・・・・なんたっ
て、神様なんだから、レイのお願いは、いわなくても分かってるよ」
「そうかしら?」
「そうだよ。神様、信じられない?」
「ううん、信じる。だって、シンジの後ろの神様がそういうんですものっ」
「ふふふ・・・・すっかり、神様、だね。レイ」
「だって、わたしの神様は、ホントはシンジの中にいるんですもの・・・・
うふふ」
なんだか良く分からない理屈・・・・まあ、レイがそう思うなら、それでもい
いよ。でもね。きっと、その神様ってのは、ホントは、レイのこころの中にい
るのかもね。だから、レイのことはなんでも分かって、そして、レイに勇気を
与えてくれるのかもしれないね。僕は、レイを優しく見つめながらそう思った。
「なに?シンジ」
「ううん・・・・レイは、どんなことお願いしたのかな?って」
「あら?なんでも、わかるんじゃなかったの?」
「うん、なんとなくわかるよ。実は」
悪戯そうにそう言い返したレイは、僕がそう答えると、真っ赤になった。
「ホント?・・・・」
「嘘っ」
「もう、シンジの意地悪!」
「ううん、ホントはなんとなく、分かるよ」
「うん・・・・かなえてね。シンジ」
「うん・・・・きっとね」
僕も真っ赤になりながら、それでも、優しくレイを見つめて、そう答えた。レ
イも僕を見つめ返す・・・・頬をピンクに染めて。そして、幸せそうな顔で、
僕に抱きついた。
「スキ、スキ、大好き。シーンジ」
「ど、どうしたの?突然」
「とっても、とっても、とっても、大好きよ。シンジ」
「うん、僕も、大好きだよ。レイ」
そうだ。僕の今の言葉は、レイに将来を誓ったも同然なんだ。トウジのように。
僕も、しっかりした男に・・・・レイを守りきれる男になってみせる。自信は・・・・
そんなのは問題じゃない。僕は、レイを愛してるから・・・・
「わたし、今、とっても、幸せな気分なの。シンジ、祝福してくれる?」
「うん、今の僕は、素直に、祝福できるよ」
レイは、涙を流していた。
つづく
あとがき
あの、筆者です。
どうも、レコ大と紅白見てたら、こんな落ちになっちゃいました。
「うん・・・・きっとね」で、終わった方がいいような気もしますが・・・・
筆者が誰のファンだか分かります?
まあ、それは、おいておいて・・・・
しっかし、やっぱり、アスカ様がいないと、話が分散しちゃって、ダメだわ。
だって、レイが突然、変わりすぎるんだもん。
さっきまで、怒ってたかと思うと、嬉しそうにしてみたり、悲しんでみたり・・・・
ホント、変な子になっちゃいました。
それに、神ガカリ的になってきそうだし・・・・
まずいよ。これは、
って、アスカがいないせいにするのは、おかしいかな?
とにかく、ちょっと、考えないとダメですね。
最大の原因は、学校が始まらないことです。
だって、学園小説のはずなのに、ずーっと、ふたりっきりなんだもん。
そりゃあ、基本的には、ふたりの話だし、
たまには、ふたりっきりの話があってもいいんだけど、
でも、これじゃあ、事件なんて、起こんないじゃないですか!
みーんな、スキーにいっちゃったし・・・・(って、行かせたんですが・・・)
平穏な一日なんてのは、そうそうかけんですよ。
せっかく、筆者はお休みで、暇なのに・・・・・
うーん、でも、正月だし・・・・なんか、書かなきゃ。
でも・・・・「レイが好き!」の質が・・・・なんて、思ったんですが、
そもそも、「レイが好き!」って、そんなもんかもね。
と、開きなおりまして、公開します。
それに、読み返して、それなりに、書き換えると・・・それなりなような・・・
で、話の方は、訳分かんないですが、とりあえず、こないだの続きからです。
翌日の大晦日に、レイは怒りながらも、ふたりで大掃除をして、
シンジが泣いてあやまって、仲直りして、二年まいりにいく。
という単純な話です。
次回は、無理矢理、学校をはじめさせる予定にしてます。
その前に、アスカがスキーに帰って来て・・・・ってのかな?
まあ、そんな感じ。とにかく、なんか起こします。
まあ、なんか書かなきゃってのは、次は、バレンタインぐらいですから、
当分は、気楽に書けると思うので、
しばらくは、もう少し、質が高いかも・・・といいな
それでは、
もし、あなたがこの話を気に入ってくれて、
そして、もしかして、つづきを読んで下さるとして、
また、次回、お会いしましょう。
◇ ◇ ◇
あとがき・その2
どもども、筆者です。
これは、大晦日から、元旦にかけて、書いた話です。
本来なら、これが、「レイが好き!」の第16話のはずでした。
確かに、内容は、ほとんど同じです。
アスカが帰って来ていないというのが違います。
で、なんとなく、気に入らなくて、はじめて、ボツにした作品なんです。
ハードディスクの整理をしていて、読み返してみたんですが、
なぜ、ボツにしたのか、よく分からないんです。
で、なんとなく、このまま削除してしまうのももったいないなぁ、と思いまして、
えーい!増刊号にでも、載せてしまえ!
ということで、掲載することにしました。
どうでしょうかね?
どっちがいいと思います?みなさん。
あんまり、変わんないような気もしますねぇ。
それでは、
もし、あなたがこの話を気に入ってくれて、
そして、もしかして、他の作品も読んで下さるとして、
また、どこかで、お会いしましょう。
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