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14 二人の転校生
          

 レイがシンジに自分を気持ちを打ち明けてから、一ヶ月ほど過ぎた。
 レイはちゃんとした返事を貰ってなかったが、今はそれでいいと考えていた。
 あの日、シンジが翌日のデートに誘ってくれたから。
 今のシンジにすれば、それが精一杯の意思表示に思われたから。

(焦る事はない。)

 レイはそう思っていた。

 今日は二人とも週番の為、少し早く一緒に登校をしていた。
 出席番号がお互い2番同士。
 週番が一緒だったから。レイはそんなことも嬉しく感じられていた。

「碇君、今日転校生が来るって、知ってた?」

「ううん。でも最近多いね。」

「うん。もうじき遷都だからね。人も増えるだろうし、そうなれば転校生も増えるね。」

「先々週の転校生が、隣のクラスだったから、今度はこっちのクラスか。
どんな子が来るんだろう?」

「あ、今、可愛い子が来ればいいなぁ、って思ったでしょ。」

「え、あ、そ、そんな事・・・・・」

「思ってない?」

「・・・・・ちょっと。」

「あ、やっぱり。ひっど〜い、こんな可愛い子が側にいるのに〜!」

 少し拗ねたような目をして軽く睨む。

(自分で自分の事、可愛いって言うか〜?)

 心の中で突っ込みつつも、シンジはそんなレイのことを可愛いと思う。
 自分に正直な気持ちをぶつけてきたレイ。
 その気持ちにまだ自分が答えていない。
 人を好きになるといった事が、まだ良くわかっていないからだが、
 答えを急がせないレイがシンジにはありがたかった。


 教室で週番の仕事をしていると、クラスメート達も少しずつ登校してきた。
 トウジやケンスケ、ヒカリも教室に入って来た。

「シンジ。今日来る転校生って、男子と女子、一人ずつって知ってるか?」

 情報通のケンスケが言う。
 ケンスケはどこから仕入れてくるのか、そういった情報に通じていた。
 一度シンジは尋ねてみたのだが、企業秘密とかで教えてくれなかった。
 何処が企業なのかわからなかったが、勿論口に出しては言わない。

「ケンスケの情報なら間違いないだろうけど、どんな子かわかってるの?」

「それがちょっとわからないんだ。
只二人ともあの第2東京大学付属の中等部から転入らしいぜ。」

「何で?逆ならわかるけど。」

 そんな事を話していたら、レイとヒカリが話しに加わった。

「相田君、それホント?」

 ヒカリがケンスケに聞いた。

「ああ、俺の仕入れた情報だとネ。」

「でも、それって変じゃない?国立大の付属から、何で公立の中学に転入する訳?」

「何でって言われても、わからないよ。」

 ヒカリに問われて、ケンスケが不満げに言う。
 尤もな話しである。何故かと聞かれてもケンスケに答えられるはずもなかった。

「もしかして・・・・・引き抜き?」

 ヒカリが呟いた。

「どうして?」

 レイがヒカリに聞いた。

「うちの学校を進学校にしようとして。」

 シンジやレイの通う第一中学は、どちらかと言うと進学校に近かった。
 が、近いだけで必ずしもそうとは言えない状態であったが。

「まっさか〜。冬月校長先生は自由な校風を大事にする人よ。
そんな事する訳ないでしょう。」

「そうよね〜。」

 レイとヒカリの会話を聞いてケンスケが言った。

「逆に、校長は反対したらしいぜ。でも本人達がどうしてもって事らしいぜ。」

「う〜ん、何でだろう?」

「わしらが考えてもわからんこっちゃから、後で本人に聞いたらエエがな。」

 トウジの言った事は正論であった。
 何となく皆、納得したような、しないような、そんな感じだった。

「そうよね、後で聞いてみましょう。それが一番早いかもね。・・・・・
って、碇君どうしたの?」

 それまでずっと黙っていたシンジにレイが聞いた。

「・・・・・うん。何か気になるんだけど・・・・・まさか・・・・・
でもそんな筈ないだろうし・・・・・」

 レイが不思議そうな顔をしてシンジを見る。
 レイに見られて入る事に気づいてシンジは言った。

「そお二人って、もしかしてアスカと・・・・・」

「カヲル?」

「・・・・・かな〜、何て思えて。」

「ま、まさか〜。」

「だよね。」

 そうは言ったものの、シンジもレイもあの二人ならありえると思った。
 只、シンジはアスカから時々電話で話しをしていたが、そんな事を聞いてない。
 レイも、カヲルやアスカとは電話で話している。
 勿論二人ともそんな事は言ってなかった。

 只、シンジにしてもレイにしても、アスカとカヲルなら、
 国立大の付属から公立の中学に転入するという、
 普通では考えられない事をしても可笑しくないと思われた。

 シンジとレイが考え込んでしまったのを見て、ヒカリが何事かと聞こうとした時、
 ミサトが教室に入って来た。

「おっはよ〜。みんな〜、席について〜。」

 ヒカリは号令をかける為、急いで自分の席に戻った。

「起立、礼、着席。」

「おっはよ〜。さて、これから転校生を紹介します。」

 ミサトは教壇に立って皆に言った。

「喜べ、諸君。今回の転校生は、かなりイイ線いってるわよ〜。」

 クラス中が歓声を上げた。
 それを見てミサトは楽しそうにしていた。

「さて、それでは紹介します。二人とも入って良いわよん。」

 ミサトに促されて、転校生が入って来た。

「「あ、あああ〜〜〜〜!!」」

 入って来た二人を見たシンジとレイが立ち上がって大きな声を出す。
 その二人を見て、転校生達はニッコリと笑う。

「「アスカとカヲル(君)!」」

 シンジとレイを見てミサトが聞いた。

「な〜に〜。アンタ達、知り合いなの〜?」

 それまで黙っていたアスカが、シンジに向かって言った。ウインクをしながら。

「グーテンモーゲン、シンジ!」

 レイと仲が良くて、その上こんな美少女にウインクをしてもらったシンジは、
 クラスの男子達の嫉妬の炎に包まれる。
 何で、あいつばっかり。

 カヲルがいつものアルカイックスマイルで、レイに微笑みながら話しかけたから。

「レイ、また昔みたいに一緒にいられるね!」

 今度はレイの番だった。あの微笑でシンジは割と人気があった。
 そのシンジと何時も一緒で、お昼の弁当を交代で作りあってる。
 それを見てるほかの少女達には多少の嫉妬もあったのだ。

 今度の転校生はシンジの上を行く。
 そんな少年をレイが独占するのは我慢できない。
 そう思ったとしても無理はないだろう。

 シンジとレイは呆然としていた。
 そんな二人を尻目にミサトがアスカとカヲルに声をかける。

「じゃ、二人とも、自己紹介、よろしく〜!」

 ミサトに促されてアスカが自己紹介を始めた。
 黒板に名前を書く。惣流・アスカ・ラングレーと。

「私の名前は、惣流・アスカ・ラングレー。 
第2東京大学付属の中等部から転校してきました。
父がドイツ人、母が日本人のハーフです。」

 赤みがかった金髪、青い瞳。それに日本人にはありえない腰の位置。
 アスカが純粋な日本人でない事は一目瞭然だった。

 アスカはまだ立ったままのシンジとレイを見て、微笑みながら続ける。

「今、そこに立ってる碇シンジ君とは幼馴染で、
横に立ってる綾波レイさんは私の友人です。
と言う事でその二人共々、よろしくお願いします♪」

 ニッコリと笑う。まるで穢れを知らない天使のように。

 急に名前を呼ばれて、自分が立ったままだったのに気づき、
 レイとシンジは椅子に座った。

 シンジの知ってるアスカとは思えないほど、猫を被った挨拶だった。

 続いてカヲルが自己紹介を始めた。
 黒板に自分の名前を書いて挨拶をした。

「僕は、渚カヲルです。
アスカと同じく第2東京大学付属の中等部から転校してきました。
よろしくお願いします。あ、付け加えると、綾波レイの従兄妹で、
碇シンジ君の友達です。」

 カヲルもアスカ同様、ニッコリと笑う。
 その笑顔はシンジの微笑とは違うが、少女達の心を充分に魅了した。

 二人の挨拶が終わりミサトが話し始めた。

「そうゆう事だから、皆よろしくね〜。所で二人の席なんだけど・・・・・」

 ミサトの話しを遮るようにアスカが言った。

「先生。」

「な〜に?」

「出来たら碇君と綾波さんの後に座りたいんですけど。」

「なんで?」

「私とカヲルの共通の知り合いだし、その方がべん、じゃない心強いと思うから。」

 カヲルはアスカの喋っているのを、黙って聞いている。
 その顔は、心なしか苦笑いしてるような気がする。

 ミサトは人差し指を立ててあごに当て、少し考えた。
 そして小さいこが新しい悪戯の方法を思いついたような顔をした。

「そ〜ね〜・・・・・ま、いっか。じゃあそうしましょ♪」

 全てにおいてアバウトなミサトらしい答えだったが、
 その顔には笑みが浮かんでいた。

「んじゃあ、悪いけど一番後ろの人は、横にずれてね。
・・・・・じゃあ、二人は席についてね。」

 アスカとカヲルが新しく用意された席につくとミサトが話し始める。

「とゆう事で、新しいクラスメートの事よろしくね〜。
一時間目は数学だけど、マヤ先生が体調崩して休みだから、
アタシが代わりをします。
ちょ〜っち用意のため、職員室に行ってくるから、そのまま待ってるように。
良いわね♪」

 ミサトは悪戯っぽい笑みを浮かべて教壇の上からクラス全員の顔を見渡した。
 満足げに頷くと教室から出て行った。
 が、上半身だけ教室内に戻し、一言言った。ニヘラ〜と笑って。

「そ・れ・か・ら〜。今日は随分猫被って挨拶したけど、
アスカは怒らすとその辺に居る男の子より、怖いわよ〜〜!」

「こ、こら。ミサト。黙っててって言ったでしょ!!」
 
 へっへ〜と笑いながら出て行った。
 アスカはブツブツ言いながら座った。

 シンジはアスカの転校と言う事実に感情がついていかず、放心状態だったため、
 今の会話が耳に入っていなかった。

 シンジが黙っていたため、レイがアスカに聞いた。

「アスカとミサト先生って知り合いなの?」

「ちょ〜っとね〜!ひ・み・つ♪」

 アスカは意味ありげな笑いをしたが、それ以上は何も言わなかった。

「そ、そう・・・・・って、それより何で二人が転校してくるのよ!」

「それはね〜・・・・・やっぱりやめた♪」

「何よ、それ。また秘密なの?」

 アスカは笑っているだけで答えようとしなかった。
 レイは質問する相手を変えた。

「カヲル。何でこの学校に転校してきたの?」

「ふふ、決まってるよ。」

「じゃあ、教えてよ。」

「簡単だよ。アスカが転校するって言うから。
アスカの側に居たくって帰国したんだから、
アスカが転校するって言えば、僕も転校するのは当然だろ!」

 カヲルは、今更何を、と言う顔で答える。
 レイは聞いた相手が悪かったと、溜息をついた。

 が、溜息だけでは済まなかった。
 新しい転校生、それも美少年と美少女である。
 話しを聞きたくて周りに集まっていたクラスメートだったが、
 レイが話していたため、黙ってそれを聞いていた。

 そんな状態で今のカヲルの発言である。
 当然、皆の耳にも今の会話は届く。

「「「「「エエ〜〜〜〜!!」」」」」

 クラス中に悲鳴が響いた。

「な、何それ。」

「渚君と惣流さんてどんな関係?」

「一緒に帰国って?」

「二人は交際ってんの?」

「惣流さんを追いかけてって、どう言うこと?」

 矢継ぎ早に質問が飛び交うが、連発のため答える暇がない。

 この頃にはショックから立ち直っていたシンジは、
 アスカが切れるのは時間の問題だろうと思っていた。

「アンタ達、うるさいわよ!!」

 アスカの怒声で一瞬のうちに静まり返る教室。
 皆、呆気に取られている。
 シンジもレイも皆と同様に呆然としていた。
 一人、カヲルだけがクスクス笑っていたが。

 静かになったクラスメートを見回すと満足げに笑って席についた。
 このときにミサトが教室を出る時に言ってた言葉を思い出す。
 
    『猫被って挨拶したけど、怒らすと怖いわよ〜〜!』

 ミサトの言ってた事は真実っだったと気がついた。

 それでも疑問を解決したいとの欲求に負けた一人が、恐る恐る聞いた。

「・・・・・あ、あの〜、そ、惣流さん?」

「何?」

「ちょっと聞いてもイイかな?」

「良いわよ。・・・・・で、何?」

「渚君とは、その・・・・・どうゆう関係?」

「アタシがドイツにいた時に隣に住んでたの。
何を思ったか、アタシが帰国するときについてきたのよ。
それで、今度も転校する時についてきたの。それだけよ。」

「じゃあ、交際ってるの?」

「べっつに、交際ってなんかないわよ!」

 アスカとその少女のやり取り見ていたカヲルは笑っていた。

 今度は別の少年がアスカに聞く。

「じゃあ、碇とは?」

「シンジ〜?」

 シンジは自分の名前が出たので顔を上げた。
 その先には、ニヤッと笑ったアスカの顔があり目が合った。
 シンジは背筋に悪寒を覚えた。何か言われる。
 そう思って目をそらしたかった。がそれは出来なかった。
 今のシンジは『蛇に睨まれた蛙』だったから。
 だが以外にも、アスカの口から出た言葉はまともなな返事だった。

「さっきも言った通り、幼馴染よ。ネ〜〜シンジ♪」

 アスカはニ〜ッコリと笑ってシンジに話しかけた。

「は、は、ははは・・・・・」

 乾いた笑いしか出てこないシンジだった。

「ねえ、渚君。惣流さんは、ああ言ってるけど、どうなの?」

「僕?・・・・・僕はさっきも言ったように、アスカの側に居たかっただけさ。」

 カヲルの発言を聞いてアスカが文句を言う。

「ア、アンタね〜。恥ずかしいからやめなさいって何度も言ってるでしょ!」

「ふふ、僕は平気だよ。ホントのことだから♪」

「・・・・・勝手に言ってなさい。」

 そう言ったアスカの顔は少し赤かった。

 レイは呆然と見ていたが、自分の後ろに人の気配を感じ振り向いた。
 そこにはヒカリが立っていた。
 本来なら、真っ先にこの騒ぎを止めていた筈のヒカリだが、
 型破りなこの二人の転校生が気になったのだろう。

 ちょうど招き猫のように耳の横で手招きをする。

「ねえ、レイ。」

「何?」

「この二人を知ってるんでしょ?」

「うん、まあ・・・・・ネ。」

「どんな関係?」

「えっと・・・・・だからね、カヲルは従兄妹で、アスカは碇君の幼馴染。」

「それはさっき聞いたからわかってるわよ。この二人の関係よ!」

「私だって良く知らないけど・・・・・アスカがカヲルをどう思ってるかわからないけど、
カヲルがアスカを追いかけて来ってのはホントみたいよ。
カヲルってば一人で帰国したらしいから。親の反対押し切って。」

「へ〜、カッコイイじゃない、彼。」

 ヒカリはカヲルを見ながらそう言った。
 ヒカリは続けてレイに聞いた。

「で、何でこの学校に転校してきたの?」

 レイは少し考えながら言った。

「・・・・・それがわかんないのよ。
アスカは教えてくれないし、カヲルに聞いたけど無駄だったから。」

「・・・・・ふ〜ん。」

 ヒカリはそう言うとシンジに聞いた。

「碇君はどうしてだと思う?」

「僕に聞かれても困るよ。アスカの考えてる事なんて、僕にはわかんないよ。」

「そっか〜。」

 ヒカリは一言呟くと、質問攻めにあってたアスカに話し掛けた。

「惣流さん。私、洞木ヒカリって言うの。よろしくね。」

「よろしく。」

「一つ質問していいかな?」

「良いわよ、何?」

「どうしてこの学校に転校してきたの?
第2東京大学付属の中等部からなんて普通じゃ考えられないでしょ。」

 そう、普通では考えられない。
 日本で最高峰の大学の中等部から、普通の公立中学へなんてありえない。
 誰もがそう考える事だった。
 やっとまともな質問に気を良くしたのか、ニッコリと笑った。

「アタシはドイツにいる時に向こうの大学を卒業してるの。
只、こっちに来たら義務教育だから学校に入っただけ。
それだったら、何処の学校でも一緒でしょ。それが理由の一つ。」

 14歳で既に大学を卒業している。
 新たな衝撃がクラスに広がった。
 アスカはIQ200のドイツでも有名な天才少女だった。

「り、理由の一つって事は、他にもあるの?」

 ヒカリの質問に、アスカはレイに向かって意味深な笑いを向け答えた。

「あるけど、それはヒ・ミ・ツ♪」

 アスカは楽しそうに言った。

(え、え、なになになに?今アスカ、私を見て笑ったわよね。
な、何か、すっご〜く意味深な笑いだったような気がするけど・・・・・)

 レイは軽いパニックに陥っていた。
 レイはアスカの笑い顔を理由がわからない。
 付合い自体も短いのだから、当然と言えば当然なのだが。

 混乱しているレイを見て楽しそうなアスカに、ヒカリが聞いた。

「惣流さん?」

「その呼び方、アタシ嫌いなの。貴方、レイの友達でしょ?
それだったらアタシとも友達になりましょ。だからアスカって呼んで!」

「じゃ、じゃあ、アスカさん。」

「ア・ス・カ!」

「じゃ、じゃあアスカ。」

「何?」

「他の理由って、その、レイに関係あるの?」

 ヒカリの言葉に、ハッとしてレイがアスカをみた。
 が、アスカは答えず只ニコニコ楽しそうに笑っているだけだった。

 その時、教室の扉が開いてミサトが入って来た。
 ミサトは戸のしそうにアスカたちの周りを見ていた。
 それは何故か・・・・・理由は簡単。
 前回シンジの時には、自分で落とした爆弾が不発に終った為ガッカリしたから。

(今回は成功したみたいね♪)

 ちょっと違ったかも知れないが、結果は上々だったらしい。

 ヒカリとしては、消化不良な気持ちだったが、教師が入ってきたからには、
 自分の仕事をしないわけにはいかず、号令をかけた。

 本来、教師ならそれを誉めるべきなのに、ミサトはちょっとガッカリした。

(あらあら。洞木さんたらアタシはもうちょっと見てたかったのに〜)

 お祭り第好きな困った大人、葛城ミサトはそう思ったが、
 自分の立場を考えて、口に出す事はしなかった。

 ヒカリ同様、消化不良になりそうな気持ちを持ちつつも、
 号令に会わせ皆自分の席に戻って行った。





  コメント      お待たせしました。第2部の始まり始まり〜〜〜って、え?別に待ってない      そんな〜〜寂しい事言わないでよ〜〜〜(媚び媚び)      漸く主要人物が揃いました。めでたし、めでたし♪………って、背後に人の気配!      おやおや、シンジ君、どうかした?………そんなジト目で見ないように!      「………ここだけはアスカに苛められないと思ったのに………」      ………はははは、それは無理だよ!みんな出さないとつまらないし………      アスカに苛められるのシンジ君慣れてるでしょ?      「慣れてない!」      だから、そんな目で見るのはやめなさいって………(A^^ゞ      「でも………ここはもっと綾波とラブラブに………なれるかなって………ゴニョゴニョ」      それは君が悪い!レイの告白に答えてないんだから………      「そんな事言って!台本は貴方が作ってるんでしょ!(怒)」      ………うっ!………じゃあ、どうして欲しいの?      「だから………綾波と………で、アスカに苛められないように………」      はいはい、善処します!      「そ〜やって、どこかの政治家みたいな事いって誤魔化す気だ!」      ………ギクゥ!………中々鋭いね、シンジ君。      ………判ったって………ジト目はやめなさい!レイとは上手くいくようにするから………ネ♪      ………ふぅ〜〜、やっと帰ってくれた。(ヤレヤレ)      という事で次回は………
……苦情、罵倒、悪口、感想等なんでも受け付けしています。(必ずお返事は致します。) 次回『-IF- 15 嵐の予感』でお会いしましょう。
   では、また。v(^^)/~~

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