レイが好き!
第19話
異変
「あの・・・レイ、なにか心配ごとでもあるの?」
「べつに、心配ごとなんてないわ。シンジ、なにいってんのよ」
「うん、でも・・・・」
「へんなシンジ、わたしは、いつものわたしじゃない」
「う、うん」
学校の帰りの電車の中、レイは、明るい声で、そう答えるけど、僕の目を見よ
うとはしない。この数日間、レイは、僕の目を見てくれない。それだけじゃな
い。いつもキラキラと輝いていたレイの瞳には、輝きがなく、かといって、昔
の悲しみの瞳というわけでもなく、どこか、遠くを見るような瞳で、宙をさま
よっている。
なにかあるんだ。僕は、確信している。でも、レイは、明るくそれを否定する。
いつもいつも、見つめあってるだけじゃダメだ。単にそう思って、意識して視
線を外そうとしているのかもしれない。でも、それだけじゃないような気がす
る。
でも、レイはそれを僕に話してくれない。だから、僕は、それ以上、聞けない。
いや、聞いちゃいけないような気がする。レイが自分から言い出すまで、僕は、
黙って、優しくレイを見守るしかないのかもしれない。
それは、悲しいけど、でも、レイはレイで、一人の人間だから、僕のものじゃ
ないから、だから、一人で解決しなくちゃいけない問題だってあるんだ。
レイが助けを求めた時、そうしたら、僕は、よろこんで、レイを助ける。レイ
を守るんだから。でも、今は、とにかく、レイを信じて、優しく見守る。それ
だけしか、今の僕にはできないから・・・・
「シンジ!駅、ついたわ。なに、ぼーっとしてるの?」
「え?う、うん」
「もう、ダメね。すぐ、考え込んじゃうんだから、シンジは」
レイは、僕の腕をつかんで、引っ張るように、電車を降りる。確かに、その口
調は、いつもの悪戯っ子のような明るいレイだ。僕の考えすぎなのかもしれな
い。でも・・・
「もう、シンジ!置いてくわよ。歩かないなら」
「う、うん。ごめん・・・歩くよ、ごめん。なんか、心配かけちゃって」
僕は、気を取り直して、歩きだす。レイは、僕の腕をつかんで、いつものよう
に、僕のとなりを歩いている。いつもの帰り道。確かに、全てがいつも通りな
んだ。レイの瞳以外は・・・
「ホント、良くないよね。すぐ、考え込んじゃって。全然、成長しないね。僕
って」
「そうね。もっと、しっかりしなくちゃダメよ、シンジ」
レイは、厳しく、明るく叱ってくれる。確かに、その通りなんだ。でも、人っ
て、そんな簡単に変わらないんだよね。なにか大事件でも起こらない限り。
「そうだね。がんばるよ」
「うん、がんばってね。シンジ」
「でも、それまでは、レイに守ってもらわなくちゃね」
「・・・・」
僕は、精一杯、明るくそうレイに答えたのだが、レイは黙ってしまった。いつ
も、明るく、『シンジはわたしがまもるもの』と口ぐせのようにいっているの
に・・・一体、どうしたというのだろう?レイは、ようやく、口を開く。
「シンジは、わたしに守られて嬉しい?」
「え?そ、そりゃあ、守られるなんて、ほんとは、情けない話だけど、でも、
レイが僕を守ろうとしてくれるのは、嬉しいよ」
「・・・そう」
「うん・・・でも、なんで?」
「ううん、なんでもないの。聞いてみたかっただけ」
「もう!僕が慌てるのをみたかったんだね?」
「うふふっ、そうかもね」
レイは、ニコッと笑ってそう答える。僕は、レイの笑顔が好きだ。でも・・・
今日の笑顔は・・・
◇ ◇ ◇
その日も、いつものように、二人で夕食をとったあと、僕は、リビングのソフ
ァーに座って、テレビをつける。レイは、リビングのソファーに座って、図書
館から借りて来た本に目を落としている。ただ、それは、読んでいるというよ
りは、なんだか、眺めているだけのようなそんな感じで、ただ、時が流れるの
を待っているだけのような、そんな感じがして、僕は、そんなレイをじっと見
ていた。
「だたいまー、帰ったわよ」
「ああ、お帰り。アスカ」
「おかえりなさい。アスカ」
レイは、ちらりとアスカの方をむいて、そう一言いうと、再び、本に目を落と
した。アスカもレイの様子に気づいていないわけはないのだが、なんとなく、
何をいっていいのか分からない様子で、そんなレイに答える。
「そんなにおもしろいわけ?その本」
「おもしろいっていうのとは、ちょっと違うわ。ただ、ちょっとね」
レイの答えは、いつもの明るい声なのだが、なにかが、いつもとは違う。アス
カも困ったように、黙った後、僕の方を見た。
「・・・・シンジ!お風呂、沸いてる?」
「う、うん」
「じゃ、入るわ。疲れたわー、今日も」
アスカでも、レイのこの状態にどうしていいか分からないようで、誤魔化すよ
うに、明るくそういいながら風呂場へと向かった。
僕は、レイを見つめ続けた。なぜ?レイになにが起こったんだろう?なぜ、な
にも話してくれないんだろう?いつになったら、話してくれるだろう?前の、
いつものレイに戻ってくれるんだろうか?
レイは、突然、本を閉じると、僕の方を向いて、明るい声でいった。
「わたし、もう、寝るわ。なんだか、眠くなっちゃった」
「う、うん。ゆっくり、お休みよ。ホント、変だから、最近」
「そうね・・・おやすみ、シンジ」
レイは、そう答えた後、少し、考えてから、僕におやすみをいって、部屋へ戻
っていった。
「おやすみ、レイ」
ゆっくり、休んで、いつものレイに戻って欲しい。僕は、そう願っている。
◇ ◇ ◇
「で、なにがあったわけ?」
アスカが、髪を拭きながら、パジャマ姿で、そういいながら、リビングに入っ
て来た。それは、僕も聞きたいのに。
「わからないんだ」
「わからないって、どうなってんのよ?いったい」
「だから、わからないだ」
「だって、明らかに変じゃない、レイ。アンタだって・・・」
「わかってるよ。そんなこと。でも、わからないんだよ!」
僕は、思わず、アスカにむかって、そう叫んでしまった。アスカも驚いている。
「ごめん、アスカにあたってもしょうがないのに」
「ううん、アタシこそ、ごめん。ホントにつらいのは、シンジなのに」
「うん、でも、見守るしかないんだ」
「・・・・」
「レイは、なにもいってくれないから」
「・・・・」
「僕は、信じてるから、レイを」
「・・・・そうね」
「うん、ありがとう、アスカ・・・でも、アスカに頼ってばかりじゃいけない
と思うから」
「・・・・そうね」
「ふふふっ、なんだか、レイみたいだね、アスカ。『そうね』って」
「そうね・・・って、それだけ、軽口がたたけるなら、十分よ!やる気?」
「ははは、アスカにかなうわけないから、やらないけどさ。でも、僕は、結構、
元気なんだ。信じるしかないからね、レイを。だから、明るく元気に、そして、
優しく見守ってやるって、決めたんだ。たとえ、レイが僕から離れることにな
る時がくるとしてもね。レイはレイだから・・・一人の人間だから」
「・・・・」
「・・・なのに・・・なんで、涙なんか、出るんだろうね?」
「・・・・」
「アスカ・・・」
「な、なによ?アンタ、アタシに頼っちゃいけないっていったばかりでしょ?
レイを信じてるんでしょ?じゃあ、いいじゃない、それで!しっかり、しなさ
いよ!バカシンジッ」
「う、うん。ごめん、アスカ」
「アタシ、もう寝るわ。アンタ、ひとりで、悩んでなさい」
「ううん、悩まない。僕は元気なんだから。レイを信じてるから」
「まーったく、やってらんないわよ。せっかく、人が心配してやってるのに、
結局、のろけ聞かされるだけなのね。ホント、アンタ達・・・」
「なに?」
「あっきれるほど、幸せよ」
「ふふふ、そうかもね」
「そうよ!もう、寝るからね。アタシは!おやすみ」
「うん、僕も寝るよ。おやすみ、アスカ」
そして、ありがとう、アスカ。
◇ ◇ ◇
しかし、レイがそんな状態のまま、ぎこちない状態で、数日が過ぎていった。
僕は、なるべく、明るく、悩まないようにして、レイが元に戻るのをまった。
「ちょっと、いってくる」
日曜日の朝、朝食をとったあと、レイは、明るく、そういった。なんだか、最
後の別れのような嫌な予感が走ったが、そんな訳はない。僕は、慌ててそれを
打ち消して、明るく笑顔で、レイを見送った。
「いってらっしゃい」
レイは、久ぶりに、僕の目をじっと見つめた後、クルリとまわれ右をして、そ
して、出かけていった。
久ぶりに正面から見たレイの瞳には、はじめてあった時の悲しそうな色が浮か
んでいた。本当に、このまま、どこかへ行ってしまいそうな、いなくなってし
まいそうな、そんな感覚が・・・いや、そんなはずはない。僕は、レイを信じ
ているから・・・・
「いいの?あの子、帰ってこないかもしれないわ」
「いいんだ。それでも、レイがそうしたいなら。でも、きっと戻ってくるよ」
「そうね」
「そうだよ」
アスカも、心配そうに、レイの後ろ姿を見て、そして、僕を見る。
「大丈夫だよ。なにも心配いらないよ。きっと、帰って来たら、いつものレイ
に戻ってるよ。なんとなく、そんな気がするんだ。きっと、かたをつけにいっ
たんだよ。今日は」
「そうね・・・でも、シンジに慰められるなんて、アタシも落ちたもんね」
「なに?めずらしく、弱気じゃない?アスカ」
「アンタばかあ〜?アタシが弱気なわけないじゃない。それに、アタシをなぐ
さめようなんて、百万年はやいわよ!」
「フフフ、いつものアスカだ」
「あったりまえじゃない。なによ!その目は」
「いえ、なんでも、ありませんよ。お姉さんっ」
「さっ、今日は、掃除するわよ。最近、アタシ、掃除に凝ってるんだからね」
「はいはい、では、お手伝いさせていただきます」
「とーぜんよ!」
ホントに、戻って来た時には、いつものレイに戻っていてほしい。そんな気が
するというは、僕の希望だ。なんの確証もない。このまま戻ってこない、そん
な気も、確かにする。でも、信じるしかないから・・・レイはレイでしかない
んだから・・・
◇ ◇ ◇
その日の夕方、まだ、レイは、戻ってこない。やはり、このまま戻ってこない
のか?・・・いや、信じなきゃ・・・でも・・・
行かなきゃ!レイが待ってる。わからない・・・でも、感じる。レイが僕を呼
んでる。わからない・・・でも、呼んでる。
「ちょっと、いってくる」
僕は、アスカにそういうと、外に飛び出した。レイがどこにいるのか知ってい
る訳じゃない。でも、呼んでる。分かる。会いたい。レイに会わなきゃ。そう
想いながら、僕は、走った。どこを走ってるのかわからない。でも、とにかく、
走った。
レイは、湖のほとりで、空を見上げている。夜空、きらめく、星々。そのなか
で、ひときわ明るく光る一つの星・・・流星。なにか、儚いきらめきを残して、
その星は消えて行った。
「レイ・・・」
僕は、レイを後ろから、そっと、抱えた。
「シンジ、ごめんなさい」
レイはそのまま、小さな肩をふるわせながら答える。僕は、レイを後ろから抱
いたまま、囁く。
「いいんだよ」
「でも、わたし・・・」
「いいんだよ」
僕は、レイのからだをまわして、こっちにむける。レイは僕の目を見てくれる。
僕もレイのキラキラと輝く悲しい瞳を見つめる。
「なにが悲しいの?レイ」
「あの人が、いってしまった」
「あの人?」
「そう、わたしとおなじ目をした人」
「その人のことが好きだったの?」
「・・・わからない・・・でも、ひとつになろうと思って、ここへきたのに」
「そう・・・でも、その人は、そうは思ってなかったの?」
「ううん、あの人はいったわ。わたしが幸せだって、わたしがシンジを愛して
るって、もしも、生まれ変わるなら、わたしのようになりたいって」
「そう・・・それで、その人は、いってしまったんだね」
「そう、一緒にはいけないって」
「レイは、行きたかったの?」
「ううん、やっぱり、行けなかった」
「僕を愛してくれてるから?」
「・・・そんな資格ないもの」
レイは、僕から顔を背けて、そして、涙を流しながらつぶやくように叫んだ。
僕も、涙を一筋流しながら、静かに答える。
「なぜ?」
「だって、わたしは、シンジを裏切ろうとしたのよ!そんな目で見つめないで!」
「なぜ?」
「そんな・・・そんな目でみつめられて・・・わたし、どんな顔していいかわ
からないもの」
「笑えばいいと思うよ」
レイは僕を裏切ろうとした。それは、事実だろう。でも、そんなこと少しも気
にならない。そんなことより、レイは、僕を選んでくれた。そして、ここにい
てくれる。なにより、レイの心を今は、強く感じる。だから、僕は、優しく、
そういえる。
レイは、涙を拭きながら、僕の目を見つめる。僕は、優しく微笑みかける。ホ
ントにありがとう、僕を選んでくれて、どこへもいってしまわなくて。
レイは、僕を見つめて、涙を流しながら微笑む。あの、はじめて僕に微笑んで
くれた時のように、天使のような微笑みで、僕を見つめてくれる。
「ありがとう。レイ」
「シンジは、残酷だわ」
「どうして?」
「残酷よ」
レイの瞳が悪戯そうに動く。
「でも、嬉しいから」
「うふふっ、わたしも」
「じゃ、帰ろうか。アスカも心配して待ってるよ」
「うん、そうね。アスカにもあやまらなきゃ」
僕達は、お互いに手をとって、歩きだした。
「シンジ、わたしね、ほんとは、このまま、いなくなっちゃおうかと思ったの」
「その人をおって?」
「そうじゃないわ。ただ、もう、シンジに会う資格ないと思って」
「なんで?」
「ううん、でも、やっぱり、シンジに会いたかった」
「うん、感じたよ。だから、ここに来れたんだ」
「そう、やっぱり、あの人のいったことは本当だったのね」
「え?なにが?」
「ううん、なんでもない」
「気になるじゃない」
「うふふっ、愛してるわ。シンジ」
「う、うん。僕も・・・って、そんなことで、誤魔化すなんて!」
「そんなことなの?シンジにとって」
「そ、そんなことないけど・・・」
「じゃ、僕も、なんなの?」
「う、うん・・・もう、いいじゃないか」
「ダメ!いって」
「やめた。だって、レイは僕を裏切ろうとしたんだもん。罰だよ。罰」
「もう、シンジの意地悪!」
「ふふふ・・・・愛してるよ、レイ」
「・・・・ごめんね、シンジ」
「うん、このことは、一生忘れないからね」
「もう!」
◇ ◇ ◇
「「ただいまー、アスカ」」
僕達は、元気に、玄関をあけて、部屋に戻った。
「レイ!」
アスカが玄関へ駆けつけて来て、レイにだきつく。泣いているようにも見える。
「レイ・・・・」
「ごめんなさい。アスカ」
「・・・・」
「わたし、ふられちゃった」
「・・・・」
「だから、また、シンジに乗り換えることにしたの」
「レイ!・・・・アンタ・・・」
アスカは、レイのそんなセリフに驚いて、レイを放し、レイの瞳をじっとみた。
レイの瞳は悪戯そうに揺れる。
「うふふっ」
「もう!やってられないわね。ホント、アンタって・・・・」
「うん、勝手だと思ってる、ホントは。でも、気づいたの、わたしが本当は誰
を愛しているのか・・・だから・・・」
「わかってるわよ。そんなの。で、シンジも許してくれたんでしょ?まーった
く、やってらんないわよ。ホント、アンタ達って・・・・」
「幸せだもーん」
「アタシのセリフとらないでよ!」
「ハハハ、負けたね。アスカ」
「もう、二度とアンタたちのことで、心配なんかしないわ。散々心配して、結
局、バカバカしいったらありゃしないわよ!」
アスカは、呆れたような様子で、でも、ほっとした様子で、リビングへ戻って
いった。レイもアスカを追う。
「ごめんなさい。アスカ」
「いいわよ、もう。いい?これからは、イジメまくってやるからね。覚悟しな
さい」
「あれ?いままでは、そうじゃなかったの?」
僕は、お茶をいれて、リビングへ運ぶ。久ぶりに、三人でバカ話ができる。
「うっさいわね。お茶いれたんなら、よこしなさいよ。心配して、喉乾いちゃ
ったわ」
「う、うん。どうぞ」
「アタシのは、これね。で、レイはどっちとるの?」
「え?・・・わたし?・・・こっち!」
アスカが自分のカップをとったあと、ニヤッと笑いながらレイにそう聞いたの
だが、レイは、残る二つのカップのうちの一つを元気良くとった。僕は、必然
的に、残りのカップをとる。
「はー、やっぱり、やってらんない。苛めるのもバカバカしい。寝るわ」
アスカは、ため息をつきながら、呆れたようにそういって、カップをもったま
ま、自分の部屋に戻っていってしまった。
「うふふっ」
「うふふっ、じゃないよ。レイ。アスカ呆れちゃったよ」
「そうね」
「そうね、じゃないよ。悪いな、レイは」
「そ、悪い女ね」
「うん、間違いないよ、それは」
「うん、シンジは、嫌い?悪い女」
「うん、悪い女は、嫌い・・・・例外を除けばね」
僕は、レイの瞳を見つめる。幸せそうに、キラキラときらめく瞳を。レイも僕
を見つめる。
「例外って?」
僕は、それには答えず、レイを見つめる。そして、顔をレイの顔に近づける。
「目、閉じて」
「いや」
「じゃ、いい」
そのまま、レイの唇に口づけをする。そして、そっと、レイを放して、見つめ
る。
「わかったわ。例外」
「よかった」
僕は、微笑みながら答えた。レイは、僕に囁くように話かける。
「わたしは、もしも、うまれかわっても、また、わたしに生まれたい」
「この姿、この色で、シンジと生き抜いていきたいから」
僕は、レイを優しく見つめ続ける。
「だから、浮気しちゃダメよ!シンジ」
つづく
あとがき
どうも、筆者です。
なんだ!いったい、なにが起こったんだ!
という声が聞こえてまいります。どうもすいません。
でも、シンジの一人称で書くと、こうなっちゃうんです。
ごめんなさい。そのうち、「シンジが好き!」で、
レイ一人称ヴァージョンを書くと思いますので・・・(未定)
で、あの人、わたしとおなじ目をした人っていったい誰でしょうね?
そして、その人は、どこへ行って(消えて)しまったでしょうか?
なんとなく、想像できるでしょ?
その通りなんです。
で、前回、レイが図書室のカウンターに忘れた本を届けてくれた人も
同一人物なわけです。一応、あそこからこの予定だったんです。
しかし、筆者って、まだ、壊れたままなのかな?
なんか、レイを信じる、レイを信じる、ばっかりの話ですよね。今回。
だから、信じてるんです。
3人目のレイにも、2人目の、いや、全てのレイに共通の魂の想いが残るんだって。
一応、筋的には、テレビ本編21話以降を見る前から考えてたんですけど、
書いたのは、その後なんで、なんか、そういう感じになちゃいました。
あ、ちなみに、「あなたへの想いのために・・・」は、
完全に、ぶっ壊れてる状態で書いたもんで・・・酷いよね、内容。
で、最後は、らぶらぶ。
いいのだ。レイが幸せなら、それで。
ところで、今回、アスカ様を苛め過ぎちゃったかな?
でも、優しいから、許してくれるよね。
それに、アスカも、レイが元に戻ってくれて、嬉しかっただろうし。
きっと、呆れたというより、気をきかせて、自室に戻ったんだよね。きっと。
時に、「もしも、生まれ変わっても・・・」の出典は?
単純なんです。筆者って、気に入ったフレーズはすぐ使っちゃう。
(ウリナリみたんです。昨日)
さーて、次回はどうしようかな?
まだ、なーんにも考えてない。
とりあえず、増刊号のほうでも、書こうかな?
1、今回のレイ一人称ヴァージョン
2、「レイの血」の続き
3、新シリーズ「ハジメはじめ」第一話
4、嗚呼アスカ様、今回の言い訳編
さーて、どれにしようかな?
なんか思いついたらですけど、
「レイが好き!」第20話という可能性もあります。
それでは、
もし、あなたがこの話を気に入ってくれて、
そして、もしかして、つづきを読んで下さるとして、
また、次回、お会いしましょう。
つづきを読む/
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