レイが好き!再起動記念
魂の片割れ
「おまえさま・・・」
いつもの日曜日、僕たちは、リビングでゆったりとくつろいでいた。突然、レイが、僕を見つめて、呟いた。
「あの時、はじめておまえを見た時、わたしには、すぐにわかったのじゃ」
「え?なにが?」
「おまえが、おばばのいう、もう一つの魂の片割れだと・・・」
レイは、頬をほんのりとピンクに染めながら、両手をあごの前で組んで、僕の顔を見たまま続ける。
あの・・・レイ・・・一体、なにが始まったの?
「おまえ様と出会って、自分が初めて人間のむすめと感じることができたのじゃ」
「そ、そうなの?でも、一体、突然、何?」
僕は、レイの突然の告白に驚いて、レイに聞き返した。初めてあった時・・・電車の中で?
その時から、レイは、僕のこと、そんな風に・・・いや、もしかしたら、レイが言う初めて出会ったときというのは、
食事に誘った時・・・そこから数日間ということなのかもしれない。
僕がレイに始めて出会った時は・・・僕は、レイに、たぶん、一目惚れだったんだと思う。
もちろん、その時は、レイのことは何にも分からずに・・・でも、レイの真紅の瞳が気になって・・・その瞳の奥で
動く何かに惹かれて・・・恋に落ちて・・・レイ
でも、レイは、その時は、まだ・・・僕は、レイの瞳を覗き込んだ。
「一体、どうしたの?でも・・・そうだね。僕は、たぶん、レイに始めてあった時、レイが、僕の運命のひとなんだ
って、わかったんじゃないかと思う。運命の出会いっていうか、よくわからないけど・・・
恋に落ちるって、そういうことなのかな?で、でも・・・レイもそうだったの?ホント?」
僕は、レイの言葉に驚いて、そう聞き返した。だって、あの時のレイは・・・まだ・・・・
レイは、僕が顔を覗き込んでいることにも気がつかない様に、焦点のあわない瞳をしている。
「・・・レイ?」
「あ、ごめんなさい。シンジ」
レイは、突然、我に返ったように、ハッと息を吸い込み、僕に謝った。
レイは、ちょっと困ったように僕を見返したあと、クスリと笑みを浮かべて答える。
「やっぱり、わたしの魂の片割れはシンジよね?シンジもそう思うでしょ?」
「た、たましいの片割れって・・・その・・・よく分かんないけど、そう・・なのかな?」
「もう!シンジは何にも知らないのね?わたしでも、知ってるのに!」
「なんだよ。もう。どうせ、どっかのラブコメ小説の台詞なんだね?あ、その少女マンガ?」
僕は、ようやく、レイが手にしているマンガ本に気がついた。あきれてモノがいえない。
レイは、マンガとか小説を読んで、気に入った台詞があると、すぐに真似をする。無意識に、なのかもしれないけど。
「うふふっ、でも、名作マンガなのよ」
つづく
あとがき
どうも、筆者です。
ていうか、まだ、書きかけです。すいません。
ていうか、よく、こんなページ見つけましたね(笑)
#と、トップページからリンクせずに揚げてました。見た人いるのかな?(笑)
え?今回のネタ?・・・だいたい・・・ていうか、丸わかりですね(爆)
昔、レイは、梅の精のようだと、どっかで書いたような気がしてて・・・
一応、レイが好き!の再開のきっかけになった出来事がありまして、
某所であとがきに書いた奴を転載しとくと、
> いやぁ、某名作少女マンガなんですが、エラいことになってますね!
>
> 一応、経緯というか経過を簡単に記しますと、
> 1976年に連載開始、1998年で連載が一旦ストップ!
> 単行本は1997年の単行本41巻で停止ののち、2004年に42巻がでて、また停止。
> で、2008年に連載再開!・・・現在、49巻まで出たところで、また止まってる模様。
>
> いやー、凄いです。
> 昔は、演劇スポ根マンガだと思って読んでたんですが、今や、すっかり、恋愛ドロ沼マンガになっちゃって(笑)
> ・・・いや、なんというか、マヤちゃんと速水さんの純愛っぽい話は、それなりにイイ感じなんですけど
とゆわけで、そんだけ間があいても、再開していいんだ!ってね(笑)
ていうか、こんだけ、路線が変わってもオッケー?・・・というか(^^;
いや、これが次の話になるわけじゃないです。ちょっと書きかけたけど、放置しそうな予感(^^;
・・・とりあえず、次話のファイル名をつけて、スライドしてますが(^_^;
#...と、いうことだったんですが、やっぱり放置しちゃいそうなので、特別記念作品にしちゃった、というわけ(^^;
#まあ、なんというか・・・この元ネタが分かる人は、
#このあたりも理解できるかも。もしよろしければ、どうぞ(^^;
その1「釣り合い」 |
掲示板に、いきなり書きなぐった奴です。ひっそり公開 |
その2「君は美人だ!」 |
ていうか、少女マンガの主人公って、平凡とかブスとかいいながら、概ね美人なのよね(^^; |
その3「顔映い」 |
速水さんの蘊蓄オタクぶりが・・・ていうか、本当はちょっと違うんだけど・・・方便ともいう。 |
その4「待つわ」 |
青く広いこの空〜♪・・・風にひとひらの雲♪〜流して流されて〜♪ |
おまけ「マーくん」 |
さすがに、結婚したあとも、名字で呼び続けるのはマズいんじゃないか、って話 |
#ていうか・・・
#>レイは、マンガとか小説を読んで、気に入った台詞があると、すぐに真似をする。
#それは、オマエやぁ!!!>筆者 (レイさん、ごめんなさい)
それでは、もし、あなたがこの話を気に入ってくれて、
そして、もしかして、つづきを読んで下さるとして、
また、次回、お会いしましょう。
2015年7月23日 某所にて
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